
fotomanza / Pixabay
スペインのアンダルシア地方を代表するリゾート地のマラガ。
街を観光したりビーチで遊んだり美味しい海鮮類を食べたりと沢山の楽しみが詰まっています。
ここ数年地下鉄が開通したり街の大通りの改修が行われたりとどんどん魅力が増していて、海外からの観光客も増え続けているんですよ。
リゾート地ならではの明るい雰囲気が魅力の街で観光スポットも多いのですが、一体どこを見るべきか悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
ここではマラガの絶対行くべき観光スポットはもちろんマラガの観光情報なども紹介していきます。
1、ラリオス通り(Calle Larios)

MrsBrown / Pixabay
ラリオス通りは“ここがマラガ”といってもいいくらいマラガを象徴する場所です。
歩行者天国になっているのですが道の幅が広く、両サイドにはびっしりとショップやカフェなどが並んでいます。
ストリートアーティストも多く1年中いつ行っても活気にあふれていますよ。
旧市街の一角で周りにはホテルや観光スポットが集中しているので、マラガの観光はまずここからスタートするのをおすすめしますよ。
夏の間は空に日差しを遮る幕が張られ、クリスマシシーズンは通りにイルミネーションのアーケードが設置されます。
ラリオス通りの西側にあるヌエバ通りにはファストファッションのショプびっしり並ぶショッピングスポットでもあります。
ラリオス通りの終着点はコンスティトゥシオン広場で、この広場にはマラガ発祥のパン屋さんであるラ・カナスタ(la Canasta)のカフェやコーヒーが美味しいことで知られるCafe Central Malagaというカフェがありますよ。
2、ムエジェ・ウノ(Muelle Uno)

MrsBrown / Pixabay
ムエジェ・ウノは新しく整備されたマラガのベイエリアです。
ラリオス通りから歩いてすぐの場所にあるのですが、船やボートが停泊する港沿いにレストランやカフェそれにショップが並んでいます。
マラガの中でも一際おしゃれなエリアで、潮風を感じながら歩くのがとても気持ちいいです。
毎週日曜日にはマーケットが開催され、ファッションアイテムを中心に沢山の露店が並びますよ。
3、マラゲータ・ビーチ(Playa de la Malagueta)

biurografikamultimedi / Pixabay
マラガにはいくつものビーチがありますが、その中で一番有名なのがこのマラゲータ・ビーチです。
街の中心部から歩いていくこともでき、5月から10月まで地元の人や観光客で賑わいますよ。
リゾート感満載で開放感たっぷりではあるものの、カップルや友達同士それに家族連れまでいろんな人たちがのんびり楽しめるアットホームなビーチです。
マラゲータ・ビーチにいくつかある海の家(chiringuito)は1日中開いていて、昼食時や夕食時以外はドリンクだけでも利用できます。
冬でも温かい日差しの中でのんびりカフェしていると本当に癒されるので、ぜひ利用してみてくださいね。
4、アルカサバ(Alcazaba)
マラガの中心地の丘の上にそびえるアラブ支配時代のお城です。
アラベスク模様などイスラム美術が施された室内など、スペインの複雑な歴史を感じられる場所でもあります。
さらにマラガの海岸線や街なみを一望できる頂上からの景色は忘れがたいものですよ。
アルカサバのある丘のすぐ下にはローマ時代の劇場の遺跡もあるので、合わせて見学したいですね。
5、マラガ ピカソ美術館(Museo Picasso Málaga)
マラガはあの世界的に有名な画家であるピカソが生まれた子供時代を過ごした街でもあります。
小さな美術館なのですがそれでも200点以上のピカソの作品を見ることができます。
天才画家の歴史の一部を垣間見れて興味深いですよ。
マラガにはピカソの生家も残っていて、美術館と同様に見学が可能です。
6、大聖堂(Catedral de Malaga)

loyal69 / Pixabay
マラガの大聖堂は旧市街を象徴する建物です。
外部はゴシック様式で内部はルネッサンス様式やバロック様式が取り入れられています。
マラガが近世に入ってから急激に発展していった街であることもあり、この大聖堂はスペインの他の街にある大聖堂からかなり遅れて16世紀から建設が始められました。
その後何度も中断しながら18世紀には何とか今の形になったのですが、完成する前に資金が打ち切られたので正面の2つの塔のうち1つは未完のままになっています。
ただそんなこと言われない限り気が付かないほど外観・内部ともに見事なつくりになっていますよ。
毎年クリスマスの時期にはベレンと呼ばれるクリスマスの人形飾りが公開されます。
マラガの観光情報
マラガを観光する時に便利な情報も紹介しておきたいと思います。
マラガはマドリードやバルセロナに比べるとスリも少なく(油断は禁物)、のんびりと観光やビーチを楽しむことができますよ。
気候
マラガは1年を通して比較的温暖な地中海気候です。
冬は寒いことは寒いのですが、天気のいい日は日中日が照ると上着がいらないことも多いです。
かといって夏暑すぎるということもなく、日陰に入るだけで快適に過ごせます。
年2回ほど7月と8月に熱波がやってきた時だけは外に出れないくらい暑くなるものの、これを除くと1年中が観光シーズンといってもいいくらい過ごしやすいんですよ。
服装は日本で着ている服装と同じか、やや薄着くらいを目安にしてくださいね。
食べ物
マラガは海のすぐそばなだけあって魚や魚介類が豊富にあります。
そしてマラガを含むアンダルシアでは魚も魚介類も小麦粉をまぶして揚げて食べるのがスタイルです。
レストランや海の家のメニューを見ると魚やシーフードの名前がずらりと並んでいるのですが、頼むとまず間違いなく揚げた状態で出てくるんですよ。
どの魚も美味しいですが、マラガの魚というとボケロネス(boquerones)という一口サイズのイワシなのでぜひ試してみてください。
フライ以外ではエスペト(Espeto)という炭火焼きもマラガ特有の料理です。
海沿いのレストランや海の家に限るのですが、お店の外に舟を使った焼き場をつくりそこで魚やシーフードを焼いてくれます。
エスペトで一番よく食べられるのがサルディナス(sardinas)というボケロネスより2回りくらい大きいイワシです。
日本の焼き魚を思わせる塩が聞いたホクホクの身がとっても美味しいので、海沿いへ行かれるならぜひ食べてみてくださいね。
個人的にはフライもエスペトもイカ(calamares)が美味しいと思いますよ。
空港
マラガにはアンダルシア最大の国際空港があります。
しかも日本から最低乗り換え1回でマラガ空港まで到着するので便利なんですよ。
アンダルシアを周遊したいという場合も、マラガが日本からのフライトの玄関口になってくれます。
空港はそんなに大きくないので迷うことも少なく利用しやすいです。
マラガ空港から市内へのアクセス方法についてこちらの記事で詳しく紹介しているので、合わせて読んでみてくださいね。

観光のポイント
マラガはアンダルシア第2の都市で見どころが多いものの、ラリオス通りを中心とした旧市街がコンパクトにまとまっていて徒歩で十分周れます。
観光に必要な日数は街とビーチ両方楽しむなら2日から3日、街だけなら1日か2日くらいですよ。
1週間以上マラガに滞在するなら日帰りで周辺の村や他のアンダルシアの街にも足を伸ばしてみるのをおすすめします。

マラガでショッピングも楽しみたい方はこちらの記事も見てみてくださいね。

まとめ
マラガは何度も行ったことがあるお気に入りの街です。
何より気候がいいので冬なんかはそれだけで楽しい気分になるんですよね。
スペインを代表するリゾート地ではあるものの、決して気取っていなくて親しみやすい雰囲気なのも魅力です。
スペインのどこの街に行くか迷っているなら、ヨーロッパでも年々注目度が上がっているマラガに注目ですよ。
コメント