2021年からはスペイン旅行にETIASが必要に!忘れたら出国不可です

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日本からスペインに行く場合30日以内ならビザなしで大丈夫なことはよく知られていますよね。

ビザの面ではスペイン旅行はとっても快適なのですが、このルールは近々変わってしまうことが発表されています。

ビザはこれまで通り必要ないものの、実際に渡航する前にETIASという認証を取得しないといけなくなるんですよ。

導入が当初の2020年1月予定から延期されたりと今後まだ制度が変更になる可能性があるのですが、2019年10月時点でわかっていることをまとめていきたいと思います。

ETIASとは?

ETIASとは欧州渡航情報認証制度のことです。

簡単に言うと渡航許可証のようなものですね。

これってビザだよねと思うかもしれませんが、ETIASとビザの間には明確な違いがあります。

通常ビザを申請するには日本にあるスペイン大使館に赴いて、結構な数の種類とパスポートを提出しないといけません。

ビザ取得の要件はかなり細かく決められており審査はかなり厳格になります。

しかもビザがおりるまでに下手をすると一か月以上かかることもあるんですよ。

一方ETIASはネット上で申請が完了して、登録しないといけない項目も住所や生年月日それにパスポート情報などのごくごく基本的なことだけです。

ただこの基本情報を元にEUが渡航者の身元を事前にチェックするようになっているようですね。

要はスペインを含むEUが人の行き来に対するセキュリティを一層強化するということです。

ただよっぽどの理由がない限り申請して許可が下りないなんてことはないので、旅行前の重要な準備が1つ増えるくらいに考えていて大丈夫ですよ。

いつからどんな場合に必要になるの?

発表当時は2020年の初頭からとされていたのですが、2021年1月からの導入にずれ込んでいます(2019年10月時点)。

さらに予定がずれ込むことは全くないとは言い切れないところがあるので、わたしの方でも今後注意して見ていくようにしたいと思います。

またETIASが必要なのはビザを持たずにスペインを含むシェンゲン協定加盟国に行く場合です。

早い話が観光に行く場合はまず間違いなく必要になります。

ビザを持って留学やワーホリに行く人は申請の必要はありませんが、ビザが切れた後にしばらくヨーロッパを旅行してから帰ろうと考えている場合はETIASが必要になるので注意してくださいね。

またスペインの在留許可所を持っている場合もETIASの申請はしなくて大丈夫ですよ。

手続きの方法は?

ETIASを取得するための手続きはオンラインで行うことになっています。

普段ネットを使い慣れている方であれば手順はさほど難しくないと思われます。

ただネットが苦手という方ももちろんいらっしゃると思いますが、制度が本格的に開始されればETIASの申請を代行を始める業者も現れます。

手数料自分でするより高くついてしまいますが、自信のない場合は頼んでしまうというのもありですよ。

ただ申し込もうとしている代行業者の手数料と自分で申請した場合の手数料にあまりにも差がありすぎる場合は、良心的な値段の業者を探しなおすのをおすすめします。

申請に必要な物

申請に必要なのは

1、パスポート

2、クレジットカード

だけです。

いたってシンプルでスペイン旅行に必須のものばかりですね。

クレジットカードは手数料の決算のために使いますが、支払い方法はクレジットカードだけに限定されているので注意してくださいね。

メールに送られてくる

ETIASを申請して渡航許可が下りると許可証が申請の時に登録したメールアドレス宛に送られてきます。

見落としたり迷惑メールボックスに入ってしまったりしていないか、しばらくはメールボックスをしっかりチェックしておくようにしてくださいね。

ETIASの許可証は出入国の時に必ず必要になるので、印刷してパスポートと一緒に肌身離さず持ち歩くようにしますよ。

手数料はいくらかかるの?

上でもちらちらふれてきましたがETIASの申請には手数料がかかります。

といっても€7(800円強)なので大した負担にはなりませんね。

ETIASは例え赤ちゃんであっても申請する必要がありますが、18歳以下の方はこの手数料免除されますよ。

取得するまでにかかる時間は?

スペイン旅行を控える方にとって一体ETIASは申請してからどれくらいで送られてくるのかが一番気になるところなのではないでしょうか。

何も問題がない場合申請してから最短で96時間、最長で2週間の間に許可が下りるとされています。

結構な開きがあるうえ申請してみないと実際にいつ許可が下りるか予想できないため、念のため出発する日の3週間前くらいまでには申請を済ましておきたいですね。

ヨーロッパに行く時は毎回申請が必要?

ETIASは旅行に行く旅に申請しないといけないものではなく、許可が下りてから3年間はずっと同じものを利用することができます。

実際申請する時に渡航日や帰国予定日を申告する必要はありません。

もちろんスペインだけでなくシェンゲン協定に加盟しているすべての国で使うことができますよ。

よく旅行に行くという方にとっては嬉しいシステムですね。

ETIASに関する注意事項

ETIASはビザとは違うもののスペインをはじめヨーロッパの国に行く場合絶対に必要になります。

いうなればパスポートと同じように持っていない場合は出国すらできなくなってしまうんですね。

何度も言いますがスペイン旅行に行く際は必ず印刷したものをパスポートと一緒に持ち歩くようにしてください。

印刷し忘れただけならスマホを使ってコンビニなどで印刷してしまえばそれで間に合いますが、もし申請を忘れてしまっていたなんてことになったら旅行自体をキャンセルしないといけなくなってしまします。

もしスペイン旅行を考えている人でETIASについて知らなかったという場合は、この機会に少し頭の隅にとどめておくようにしてくださいね。

まとめ

アメリカやカナダではもうすでに取り入れられている渡航許可所のシステムですが、とうとうヨーロッパ旅行でも必要になってしまうようですね。

ただきちんと申請すればほとんど何の問題もなく許可証が発行されるのであまり心配する必要はないですよ。

2021年以降にスペイン旅行を考えている方は、この先の情報を注意深く見守るようにしてくださいね。

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