
Tama66 / Pixabay
スペインアンダルシアのリゾート都市マラガには国際空港があります。
実はアンダルシアで唯一の国際空港で、マラガを含めたスペイン南部を周遊する場合の玄関口になっているんですよ。
日本からマラガはもちろんグラナダやセビリアそれにコルドバやミハスに行く場合はこの空港を利用するのが一番便利です。
ここではマラガ空港の特徴や空港から市内へのアクセス方法、それに利用するにあたっての注意点を紹介していきますよ。
マラガ空港とは?
マラガ空港と呼ばれることが多いですが正式名称はマラガ=コスタ・デル・ソル空港でさらにパブロ・ルイス・ピカソ国際空港という呼び名も持っています。
マラガの人気が高まるにつれて利用客が発着便がどんどん増えてきて、2000年に入ってから建物が改修されたり新しいターミナルができたりとどんどん大きくなってきています。
といってもマドリードやバルセロナの空港と比べるとまだまだこじんまりした印象で、空港の設備もアナログなところが多いです。
といっても空港全体は明るくおしゃれで、各ゲートまでの移動距離も長くないものすごく利用しやすい空港なんですよ。
わたしは以前マラガ近郊に住んでいて日本へ里帰りする場合は毎回この空港を利用していたのですが、赤ちゃん連れでも1人で小さい子どもを2人連れていても困ったことは全くといっていいほどありません。
荷物検査の人も親切でいつも助かっていましたよ。
マラガ空港から市内中心部へのアクセス方法
マラガ空港からマラガの市内に行く方法は電車かバスまたはタクシーがあります。
それぞれの交通機関の詳細はこちらです。
電車を利用する場合
マラガ空港には近郊電車セルカニアス(Cercanias)の駅があり、第3ターミナルとつながっていますよ。
マラガ市内に行く場合はlínea C1に乗ります。
マラガの中心部の駅はCentro-Alamedaで空港から大体12分くらいになります。
空港が終点ではなくマラガとは反対側に行く電車もあるので気を付けてくださいね。
チケットは自動券売機で購入し、値段はマラガまで€1.80になります。
バスを利用する場合
マラガ空港と市内を繋ぐバスは“LÍNEA EXPRESS AEROPUERTO MÁLAGA(A Express (L-75))”というラインになります。
EMTというバス会社が運行していて、第3ターミナルのバス乗り場に発着していますよ。
バスのチケットは乗車する時に運転手さんから購入するようになっていて、値段は片道€3になっています。
1時間に2本から3本で運行されていて、マラガ市内まで15分ほどで到着しますよ。
マラガ市内中心部のアラメダ通り(Avenida de Alameda)や公園通り(Paseo del Parque)だけでなく、マラガのバスターミナルにも止まるのが便利ですね。
バスはマラガ行だけでなくセビリアやグラナダそれにマルベージャやアルヘシラスに行く便もありますよ。
タクシーを利用する場合
長旅で疲れた、夜に到着したのでホテルの前まで運んでほしい、というような場合はタクシーに乗ってしまうのもありですね。
マラガ空港からマラガの中心部までタクシーで大体€17くらいです。
深夜から早朝にかけては割増しになるので、これよりもうちょっと高くなりますよ。
ただマラガ市内から空港に行く場合、荷物が多かったり週末だったりすると当日タクシーがつかまらないことがあります。
前日までにホテルに相談するなどして予約しておくようにしてくださいね。
マラガ空港を利用する際の注意点
マラガ空港は利用しやすい空港なのは間違いないのですが、2つだけ注意点があります。
空港で時間ロスしてしまわないためにも目を通しておいてくださいね。
日本から到着するとスーツケースが一番奥のガラス張りの部屋のレーンから出てくる
マラガ空港で一番注意が必要なのが預けた荷物が出てくる場所なんです。
わたしは初めてマラガ空港に到着した時、荷物がどこから出てくるのかわからなくてしばらくレーンが並ぶエリアをウロウロすることになってしまいました。
日本からマラガ空港に行くには、ヨーロッパ内などのどこかの空港でトランジットすることになります。
ほとんどの空港はこのトランジットした便が表示されたレーンからスーツケースが流れてくると思いますが、マラガ空港は違うんですよね。
実はEU外からの荷物だけが流れてくる特別なレーンがあって、搭乗地が日本の場合は途中で何度トランジットしていようがここから出てきます。
レーンが並んでいるところの一番奥にあるガラス張りの部屋の中なので、このことを知っていればすぐに見つけられるはずですよ。
このレーンだけ警備員さんが近くにいて物々しい雰囲気だったりするのですが、基本的には荷物をとったらそのまま出ていって大丈夫です。
まれにスーツケースの赤外線チェックが行われていることもありますが、その時は係の人に言われるママチェックの台にスーツケースを載せればいいだけですよ。
格安航空券のチェックインカウンターは古い方の建物にある
マラガ空港からスペインの他の都市やヨーロッパの都市に格安航空券を使って移動するというケースもあると思います。
ただマラガ空港では格安航空会社のチェックインカウンターだけ古い方の建物にあるんです。
新しい建物と古い建物はつながっているので入り口から長く歩かないといけないだけなのですが、古い方の建物は薄暗く人通りもまばらなので初めて行くとそこにカウンターがあることに気付かないことも考えられます。
RyanairやeasyJetを利用する場合はチェックインカウンターはロビーの一番奥の見るからに年季が入ったゾーンにあることを覚えておいてくださいね。
マラガのおすすめ観光スポットについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

マラガ近隣のおすすめの町についてはこちらで詳しく紹介しています。

マラガからアンダルシア各地への移動方法はこちらです。

まとめ
マラガの空港は大きすぎず小さすぎない丁度いいサイズの空港です。
高級ブランドショップなどはありませんがお土産ものや化粧品それにマラガのサッカーチームのショップなどもあり退屈することはありませんよ。
日本から乗り換え1回でいい便も結構あるので、アンダルシア地方を中心に旅行する場合はマドリードやバルセロナではなくマラガ空港を利用するのが便利です。
コメント