
MikesPhotos / Pixabay
スペインを大人だけで旅行する場合と子供連れで旅行する場合では全く勝手が違ってきますよね。
特に赤ちゃんや小さいお子さんと一緒に旅行する場合、何を持って行くべきなのか持ち物にものすごく悩みませんか?
小さい子はいつものおもちゃや普段使っているものがないとナーバスにばってしまったりもするので、足りなかったら現地で買ったらいいやが通用しない時もあります。
ここでは赤ちゃんや小さいお子さんとスペインを旅行するというご家族のために、子どもと一緒の海外旅行で持って行った方がいいものを紹介していきますよ。
スペインを子連れで旅行する時に絶対に必要な持ち物
まずは子連れでスペインを旅行する場合絶対に忘れたらダメな物を念のためにあげておきます。
・パスポート
・往復の航空券
・海外旅行保険
基本中の基本なのでわざわざあげる必要はなかったかもしれませんが、これは絶対に何が何でも必要で逆に言うとこれさえあればとりあえずは出発できます。
赤ちゃんは長旅で体調を崩しやすいので、医療費をカバーしてくれる海外旅行保険は必ずかけておくようにしてくださいね。
わたしの場当時赤ちゃんだった子供を連れてスペインから日本に里帰りした時に、ばっちり病院のお世話になりました。
その時海外でも使えるスペインの医療保険をかけていて本当に助かったんですよ。
また一つ注意したいのが2019年現在ではまだ制度が始まっていませんが、2021年からはスペインに行く際にヨーロッパ渡航許可所のETIASも必須になります。
パスポートと同じでたとえ生まれたばかりの赤ちゃんでも必要なので、事前に申請して携帯するようにしたいですね。
ETIASって何なの?と思った方はこちらの記事を参照してみてください。

スペインを子連れで旅行する時にあると便利な持ち物
さてここからはスペイン子連れ旅行の際にあったら便利な物を紹介していきますよ。
ベビーカー
ベビーカーは邪魔になるかもと思って持って行くかどうか悩んでいる方もいるかもしれませんが、3歳以下のお子さんならある方が絶対に便利です。
今はほとんどの航空会社でベビーカーは搭乗口まで持って行くことができて、飛行機を降りたらすぐに出してきてもらえます。
空港内の移動一つ考えてもベビーカーがあった方が絶対に楽ですし、また街の散策の時もあるのとないので移動の自由度が変わってきますよね。
慣れない土地で時差もある中小さい子はなかなかたくさん歩けないですし、ママやパパも荷物もある中ずっと抱っこもしているわけにもいかないですよね。
スペインの街では幸いベビーカーファーストなので、たとえ人込みでも堂々とベビーカーを使って大丈夫ですよ。
そして稀にベビーカーでは入れない歴史的建造物が稀にあるので、また歩けない赤ちゃんがいる場合小さく折りたたんでしまえる抱っこ紐もあると助かりますよ。
子ども用の薬
体調を崩しそうなときにさっと飲めるように、普段から飲みなれている子ども用の薬も持っておきたいですね。
あまり大量に持ってくる必要はないのですが、
・酔い止め
・風邪薬
・お腹の薬
はあるといざという時助かるのではと思います。
ウエットティッシュ
旅行中だと散策途中に何か買って食べたりすることもあると思うので、その時にさっと手を拭けるようにウエットティッシュがあると衛生的です。
バルやレストランで食事をする時もおしぼり代わりに使えたり、登場回数は結構多いと思います。
そんなにかさばるものでもないので1パック手荷物に入れておくのをおすすめしますよ。
体温計
子どもが体調を崩したかどうか確認するのに一番手っ取り早いのが体温計で熱を測ることです。
普段の生活の中でもだるそうにしていたり鼻水が出ていたりする時、熱があるかないかすぐに見てあげられるのってかなり重要ですよね。
熱があるのとないので病院に連れていくか、その日1日のんびり過ごして様子を見るか対応が変わって来たりもするので、あれっと思った時にすぐ体温をチェックできるように普段から使い慣れている体温計を持って行っておいた方がいいですよ。
使い捨てのスプーン・フォーク・ストロー
特に離乳食を食べる赤ちゃんの場合使い捨ての食器は必須です。
普段は使い捨ては使わずにケースにスプーンを入れて持ち歩いているという場合でも、旅行中だと洗う場所もなかなかないですし飛行機の中だけで何度も食事の時間があるので使い捨てのものを用意しておく方が手間もかからず衛生的ですよ。
飲み物はストローで飲む派のお子さんの場合はストローも用意しておいてあげてくださいね。
保温機能付きの水筒
粉ミルクをあげている場合は、調乳用のお湯を持ち運ぶための保温機能付きの水筒も用意しておきたいです。
水筒があるとミルクの時間になる度にお湯をもらえるところを探す手間を省けます。
スペインを旅行中は朝ホテルでお願いすると水筒にお湯を入れてもらえるところがほとんどのはずですよ。
また飛行機の中ではCAさんに頼むとお湯を持って来てくれますが、食事提供時間など忙しい時間とかぶってしまうとなかなかすぐには持って来てもらえないこともあります。
その間お腹を空かせてなく赤ちゃんをあやし続けるのは体力的にも気持ち的にも大変なので、自分でも水筒に入れたお湯を持っている方が絶対に便利です。
ただ家からお湯を用意していても空港の手荷物検査の時に捨てないといけなくなりますよね。
なので空の水筒だけ持って行って、手荷物検査を通過した先にあるカフェでお湯を購入するようにしましょう。
日本はもちろん大体どこの空港のカフェでも水筒を渡してお湯を下さいといえば、お湯だけ売ってくれますよ。
使い慣れた哺乳瓶やマグ
哺乳瓶やマグはこちらのスーパーや薬局で簡単に手に入りますが、特に哺乳瓶はいつも使っている乳首以外だと飲んでくれないことも多いですよね。
なので多少荷物になるなと思っても必要な分だけ持ってくるのをおすすめします。
使い捨ての哺乳瓶を使おうと思っている場合は、事前に何度か使って慣らしておいてあげてくださいね。
飲みなれた粉ミルク
粉ミルクもスペインのスーパーや薬局で買うことができますが、特に小さい赤ちゃんでミルクだけで栄養を摂っている場合いつもとちょっと味が違うだけで飲まないなんてこともありますよね。
粉ミルクの銘柄が変わると便秘になったりすることもあるので、いつも飲みなれているものを持って行く方が安心ですよ。
温めなくても食べられるベビーフード
離乳食を食べている赤ちゃんなら、ベビーフード、それも温めなくても食べられる容器に入ったタイプのものを用意しておくようにしてください。
スペインのバルやレストランで電子レンジが置いてあるところは稀なんですよね。
ある確率が高いのはマクドナルドかバーガーキングくらいになってしまいます。
バルなどで頼むと離乳食を温めてもらえますが、時間などスペイン語で伝えないといけない上に混んでいる時間帯だとそもそもウェーターさんんがつかまらないので、最悪ふたを開けてそのまま食べさせてあげられるタイプのベビーフードがあると助かります。
スペインのベビーフードは1歳用や1歳半用でも瓶に入ったドロドロのものしかないので、離乳食中期以降の赤ちゃんだと口に合わないと思いますよ。
いつも使っているボディソープやボディクリーム
ボディソープやボディクリームも結構合う合わないがはっきりするアイテムです。
特に小さい子の肌はデリケートなので、いつも使っているものじゃないと肌が荒れたりかゆくなったりしてしまうかもしれません。
旅行中に肌荒れに悩まされるなんて災難以外の何物でもないので、いつも通りの肌ケアアイテムを持って行ってあげたいですね。
移動の時間用のおもちゃや絵本
子連れの旅行で一番大変なのが移動時間です。
大人だけだと飛行機の中で仮眠をとったり本を読んだりそれなりにのんびり過ごせるものですが、小さい子達は退屈が極まってぐずったり泣いたりそのくせなかなか寝てくれなかったりするのでママやパパはその対応に追われることが多いです。
そんな時新しく買って隠しておいたおもちゃや絵本を渡すとしばらくはおとなしく遊んでくれたり機嫌が直ったりします。
おもちゃで機嫌をとるに抵抗があるという人も多いとは思いますが、10時間以上もあるフライトを乗り切るために子ども達にもちょっとした楽しみを用意しておいてあげるのはそんなに悪いことではないですよね。
わたしもスペインから日本に帰る時には飛行機の中で渡す用のおもちゃを用意していきますが、これで結構間が持ちますよ。
日本からスペインに帰る時は1人でこっそり100均に行って、帰りの飛行機用のおもちゃを物色していました。
雨除け・風よけができる上着
スペインは雨が降ることが少ないのですが、特に春と秋は急に天気が不安定になることがあります。
いきなり寒くなったり雨が降って来たりすることもあるので、雨除けや風よけになる上着は持っておいた方が安心です。
フード付きのパーカーでも多少の雨はしのげますし、さらに雨をはじく素材のウィンドブレーカーなどがあるとレインコート代わりにもなりますよ。
斜めがけの小さなバッグ
スペインの特にマドリードやバルセロナは残念ながらスリが多発しています。
手荷物には十分注意しないといけないのですが、赤ちゃんや小さいお子さんがいるとどうしてもそちらに気を取られて荷物にまで気が回らないことも出てきてしまいます。
そこで役に立つのがチャックでしっかり閉められるようになった斜めがけできる小さなバッグです。
バッグを体の前のやや高い位置になるようにかけているだけでもある程度の防犯になるうえに、座るときもかけっぱなしにしておくとそれだけで置き引き対策にもなりますよ。
子供連れだと荷物が多くなると思いますが、貴重品だけはこうして分けて持っている方が安全です。
スペインを子連れで旅行する時の持ち物の注意点
子連れでスペイン旅行する時にあると助かる持ち物をずらりと紹介してきました。
ここでは荷物を準備する時やスペイン旅行している時の荷物に関する注意点も紹介しておきたいと思います。
ベビーカーやベビーカーにかけておくバッグに貴重品を入れない
スペインは小さい子どもと一緒にも気軽に観光できる基本的には安全な国です。
ただ上でも少し触れましたが特にマドリードやバルセロナなど観光客がたくさん集まる場所ではかなり沢山スリが発生します。
財布・スマートフォン・パスポートに関しては、盗られないようしっかり対策しておく必要があるんです。
ベビーカーを持っているとベビーカーの荷物入れにちょっとしたものを入れておいたり、ママバッグをかけっぱなしにしたりしておいたりしますよね。
スペインでもそれは同じなのですが、ただベビーカーやベビーカーにかけたママバッグに貴重品を入れるのは絶対にやめておきましょう。
ベビーカーにお子さんを乗せている時はともかくお子さんがベビーカーから降りて歩いている時や、バルで食事をしている時はどうしてもベビーカーから目を離しがちになります。
その隙をついてスリや置き引きの被害にあうことは十分考えられるので、貴重品はベビーカーではなく身に付けておくようにしてくださいね。
いるかいらないか迷ったら持って行く
わたしは昔よく一人で旅行をしていた時はいるかいらないか迷ったものは持って行かないようにしていたのですが、子どもができてからはこの考えを180度変えました。
赤ちゃんや小さい子どもと旅行する時、それも海外に行く時はいるかいらないか迷ったものはとりあえず持って行くようにしています。
家の上の子供が結構神経質で、赤ちゃんの頃は哺乳瓶やミルクが変わったらミルクを飲まない、いつも使っている毛布がないと寝られない、知らないところに行くとナーバスになるといった感じだったんです。
この子が1歳1か月の時にスペインから日本に里帰りしたのですが、日本だったら何でもあるし日本から色々持って帰るためにスペインから持って行くものは減らしたいしと思って必要最低限のものしか持って行かなかったんですよね。
するとまず航空会社で用意してくれたベビーフードを食べない、日本で買った粉ミルクはいつものようにがぶがぶ飲まない、お気に入りの毛布がないから夜ぐっすり寝られないと、子どももわたしも結構大変だったんです。
2、3日経ったらなんだかんだで慣れるものなのですが、実家でのんびりするならまだしも海外旅行中にお子さんが落ち着かないと観光もなかなか楽しめないし何より心配ですよね。
なので赤ちゃんや小さいお子さんと長期で旅行する時はいるかいらないか迷ったものは、少しでも使う可能性があるならとりあえず持って行くのをおすすめしますよ。
子連れの方におすすめのスペインの観光スポットを知りたい方はこちらの記事もご覧くださいね。

スペインを子連れで楽しく旅行するコツについてはこちらの記事を参考にしてください。

子どもでも食べやすいスペイン料理を知りたいという方はこちらの記事にまとめました。

子連れで旅行する時にあると非常に助かる海外Wi-Fiについてはこちらの記事をご覧くださいね。

まとめ
小さいお子さんとスペイン旅行するとなると、楽しみも大きい反面不安に感じることもあるかもしれません。
現地で慌てずに済むようにお子さんに必要な物はしっかり持って行っておきたいですね。
もし何か忘れたという場合もし近くに大きなスーパーがあればそこで大体揃うと思います。
粉ミルク、ベビーフード、哺乳瓶、歯固めなどは町の中に沢山ある薬局(farmacia)でも売っているので、緊急の時はぜひ利用してくださいね。
コメント