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スペインの中でも沢山の観光客が集まる都市であるマドリード。
これからマドリードに行く予定の方は観光スポットやお土産と同じくらい治安についても気になっているのではないでしょうか。
マドリードというかスペイン全体で見ても凶悪犯罪は多くなく治安は落ち着いているものの、マドリードの場合は特にスリや置き引きに注意が必要だったりもします。
ここではマドリードの治安について詳しく説明していきたいと思います。
マドリードの治安はいい?
わたしがマドリード近郊に住んでみてのイメージですが、マドリードの治安は決して悪くはありません。
犯罪発生率は凶悪犯罪を含めて日本の方が低いのは確かなのですが、明るい時間外を歩いている時に例え1人でいたとしても身の危険を感じるようなことはまずないといえるのではと思います。
ただこれは地元の人たちも注意していることなんですが、街の中心部や観光地周辺ではやはりスリが多いのだけが残念なんです。
でもスペインで一番スリが多い町はマドリードなのかというと実はそんなことはなかったりします。
スペインでスリにあった日本からの観光客の50%以上は、バルセロナで被害にあっているというのが外務省のデータで出ています。
パーセンテージで言うとマドリードでスリの被害にあった人は約25%でバルセロナの半分以下になっているんですよ。
とはいってもマドリードでスリに気をつけないといけないことには変わりありません。
次の項でマドリードでスリや置き引きの被害にあわずに安全に旅行するためのコツを詳しく見ていきましょう。
マドリードを安全に旅行するための対策
日本の繁華街を歩くようにマドリードを歩いていると、特に不注意だったつもりがなくてもスリにあってしまうことも考えられます。
海外でパスポートや財布を盗られてしまうとやはりとても大変なので、事前にスリや置き引きに合わないための対策をしておきたいですね。
具体的な対策はこちらになります。
ファスナーがついた頑丈な素材のバッグを使う
まず財布やパスポートなどの貴重品を入れるバッグはファスナーで隙間なく口を閉められるものにしましょう。
スナップボタンで開け閉めするタイプだと、簡単にバッグを開けられるので知らない間に中のものが抜き取られていたなんてことになりかねません。
さらにいうとファスナーで開け閉めするだけでなく、バッグの内側にファスナー付きのポケットがあるものだとそこに貴重品を隠してしまえるのでさらにいいです。
またバッグの素材が頑丈であることも重要です。
薄い布のバッグだと知らない間にカッターなどでバッグを切られて中のものを抜かれる可能性も考えられます。
まずスリ対策の一番基本として頑丈な素材でファスナーとファスナーポケットがついているバッグを使うことはとても重要です。
レストランやカフェでもバッグを離さない
日本だとカフェやレストランに行くとバッグを隣の椅子の上に置きっぱなしにしたり、いすの下のカゴに入れて置いたりしますよね。
でもマドリードでこれをするのは厳禁で、置き引きの格好のターゲットにされてしまいます。
バッグは斜めがけ出来るタイプなら座る時も体にかけっぱなしにしておくか、そうでないなら引き抜かれたらわかるように背中と椅子の背もたれで挟み込むようにしておきたいですね。
またホテルのバイキングやファーストフード店で席を取る時にバッグを席に置いてその場を離れるのは絶対にやめてください。
これをしてしまった場合は相当ラッキーではない限り席に戻った時にまだバッグがあることは期待できませんよ。。
バッグを開ける回数や開けっ放しにする時間を減らす
ファスナー付きのバッグを使っていたとしても、買いものでお会計をしたり駅で切符を買ったりするときについつい開けっ放しにしてしまうこともあると思います。
でもバッグを開けっ放しにすればするほど泥棒さんにバッグの中身を見られる危険性が高くなってしまいます。
バッグのどこに何があるかわかるとそれだけスリがしやすくなってしまいますね。
なのでたとえ少しの間だったとしてもバッグのファスナーは閉めるようにしたいですね。
またバッグの中のものをごそごそ探したり、何度も開け閉めしたりしないために荷物を貴重品とそうでないものに分けるのをおすすめします。
パスポートや財布それにスマホは小さいポシェットにまとめて入れておいて、ガイドブックや水それに上着などは別のリュックやトートバッグに持ち運ぶようにします。
こうすることで貴重品が人の目に触れる回数を減らすことが出来ますよ。
地下鉄や電車それにバスの中ではバッグを体の前で抱っこ
地下鉄やバスそれにセルカニアスなどの電車の中はスリの多発ポイントです。
移動中はどうしても気が抜けたり眠くなったりしがちで、さらに時間帯によると混んでることもあるのでどうしても狙われやすくなってしまいます。
そんなこともあって地下鉄などの公共交通機関の中ではバッグを体の前で抱っこしておくことをおすすめします。
特にリュックに貴重品を入れてい持ち歩いている場合は、リュックをお腹の前にして逆向きに背負いようにしてくださいね。
現金は必要最低限だけ持ち歩く
盗難にあった後海外旅行保険でかえってこないものの代表というと現金です。
現金だけは盗られたらもうあきらめるしかない上に、被害額が高額になると色んな意味で打撃が大きいですよね。
スペインはカード社会なのでたとえ小さな商店でもクレジットカードが使える場合がほとんどです。
なので現金は最低限だけ両替するようにしてあまり持ち歩かないようにしましょう。
スペイン旅行に特におすすめのクレジットカードはこちらです。
金庫のあるホテルを選ぶ
どんなに対策をしたとしてもスリに合う時はあってしまうものだったりします。
いざという時に備えて現金やクレジットカードそれに帰りの航空券の予約番号は2から3か所かに分けておくのが大切なんですよ。
ただ分けておいた分をホテルの部屋に無造作に置いておくと、これもまた盗難の危険性が高まります。
安心してホテルに貴重品を置いて出かけるには金庫に入れておくのが一番です。
部屋に金庫を設置しているホテルも結構多いので、予約する際は金庫の有無にも注目して選んでくださいね。
パスポートなどの身分証明書はコピーを持っておく
パスポートや免許証などの身分証明書はコピーを取ってこれもスーツケースなどに入れておくようにしましょう。
パスポートがなくなった場合もちろん入出国の時にコピーで代用することはできません。
でも例えば警察署に届け出る時や日本大使館に行く時それにホテルにチェックインする時には、事情を話せばコピーでも身分証明の代わりに使えることもあります。
身分証明の原本がすべてなくなってしまった時に備えて、念のためコピーを取っておいてくださいね。
スリや置き引きに合いやすい場所
同じマドリードの市内でもスリがより多く出現する場所とそうでない場所があります。
そしてスリが多い場所というのは観光客が多い場所とイコールになります。
マドリードでは地元の人もスリの被害にあうことがあるとは言うものの、一番狙われやすいのはやはり観光客になってしまうんですよね。
具体的にはどんなところかというと
・街の中心の繁華街
・観光スポットの周辺
・ホテルのロビー
・地下鉄やバスそれに電車などの公共交通機関やその駅
・観光客向けのお店やレストラン
などがあげられます。
観光スポットというとマドリードではプエルタ・デル・ソルやマヨール広場なんかはスリが多めです。
さらにホテルの中は安心できるような気がするかもしれませんがロビーやレストランなどは逆にスリや置き引きの要注意スポットだったりします。
ホテルでは特に大きなスーツケースや手荷物など沢山の荷物を抱えていることも多いと思いますが、貴重品が入ったバッグだけは絶対に手を離さないようにしましょう。
万が一スリにあってしまった時にどうすればいいのかについてはこちらの記事で詳しくまとめていますので、良ければこちらもあわせて見てみてくださいね

スペイン旅行の注意点に関してはこちらです。

まとめ
マドリードはスリにさえ気を付けておけば比較的安全に観光できる街です。
だからこそスリや置き引きの合わないように事前にきっちり対策しておきたいですね。
安全対策やスリにあいやすい場所など参考にしながら、マドリード観光を楽しんでくださいね。
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