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スペイン旅行に備えてどれくらい現金を持って行こうとお考えでしょうか?
多めに両替していく派と少なめに両替していく派両方の方がいると思いますが、旅行先がスペインなら現金は少なめに持って行くのがおすすめなんですよ。
ここではスペイン旅行にどれくらいの現金が必要かやなぜ少なめがおすすめなのかはもちろん、少ない現金でスペインを楽しむコツなんかも紹介していきますよ。
スペイン旅行で必要な現金はどれくらい?
スペイン旅行で財布に入れておきたい現金は1人当たり1日€30から€50です。
ただこれはスペイン旅行は1日€30で思う存分楽しめるという意味ではもちろんありません。
主要な観光地を回ってバルやレストランで食事をすれば1日€100以上使うことだって考えられますよね。
ではなぜ現金は少なめで大丈夫なのかというと、クレジットカードを使えばいいからです。
スペインはカード社会なのでレストランや買い物、電車や地下鉄のチケット、主要な観光地のチケットなどほとんどの場所でカードで支払いできるようになっています。
現金が必要になるのは売店で水を買う時やバスの運賃を支払う時など、どちらかというと小銭がいる時に限られるんですよね。
両替の時には一番大きい紙幣でも€50までにして、できれば€20、€10、€5札で発行してもらうようにする方が絶対に便利です。
€100札を出す場合おつりが多くなると拒否されることも十分に考えられます。
話しは少しそれましたが€10以上の金額は全部カードで支払うようにしていると、現金はほとんど使う機会がありません。
そのためスペイン旅行ではクレジットカードを念のため2枚+最小限の現金で問題なく旅行できてしまうんですよ。
現金を少なめにした方がいい理由
ただ中にはカード払いに抵抗があって現金で払う方が好きだという方もいると思います。
それになぜわざわざ現金ではなくカード払いを推奨するのかわからないというという声も聞こえてきそうですね。
その理由はこちらになります。
現金はスリにあったら返ってこない
スペインの特にマドリードやバルセロナといった都会では観光客を標的にしたスリや置き引きが多発しています。
海外旅行保険に加入していると盗られた分は後から返ってくるんでしょと思うかもしれませんが、盗られたものの中でも現金って実は補償対象にならないんです。
盗られたら盗られた分だけ丸損になってしまうんですよね。
そう考えると€30盗られるのと€200盗られるのでは、当たり前ですがショック度が全然違います。
もし旅行代金を全額財布に入れていてそれを盗られたらパニックになってしまうのではないでしょうか。
スリ対策の一環としても現金は小分けにしたうえで必要最低限しか持ち歩かないというのがとても大切になるんですよ。
たくさん両替して余ったら手数料分が損に
日本円をユーロに両替する時に手数料がかかるのはちょっともったいないけどまあ仕方がないと諦めもつきますね。
でもいちど両替したユーロをまた日本円に両替するのに手数料を払うのって、さすがにイヤだと思いませんか?
両替すればするほど元本は減っていくわけで、二重に損をしたような気分になってしまいます。
両替の手数料を節約という意味でも、確実に使い切れる分だけを両替するというのは大切ですよね。
おすすめの両替場所
スペイン旅行をする時どこで現金を両替するのがおすすめなのでしょうか。
わたしは断然日本の空港にある銀行の両替窓口をおすすめします。
わたしはスペイン在住なのですが日本に里帰りした時に日本円を持って帰ってきたときに、こっちの銀行で両替してもらえなくて困ったことがあったんです。
結局自分の口座のある銀行で銀行口座に両替分を振り込むという形の手続きになって事なきを得たのですが、色々な銀行を周って話を聞いたりして半日がかりでやっと解決することができました。
観光地には街中に外貨の両替所がありますが長蛇の列ができていたり手数料が高めだったりと場所によってはあまりおすすめできないこともあります。
そのうえ銀行で簡単に両替できないとなると困ってしまいますし、両替場所を探し回っている時間が無駄になってしまいます。
なので必要な分は全部日本で両替してくるのがやはり一番確実なんですよ。
空港の両替窓口は混んでることもあるので、時間に余裕を持たせるように早めに空港に到着するようにしてくださいね。
少ない現金で快適にスペイン旅行するためのコツ
現金を少なく持って行くのは不安だなという方に、手持ちのユーロが少なめでも快適に安心してスペイン旅行をするコツを紹介していきます。
絶対行きたい観光地のチケットや長距離列車の乗車券はネットであらかじめ購入
旅行にかかる主要な経費がすでに支払い済みになっていたら所持金が少なくても問題ないですよね。
スペインの場合人気の観光地のチケットや長距離列車・バスのチケットはほとんどの場合事前にネットで購入・予約できるようになっています。
あらかじめ購入しておくことで現地で支払わないといけない出費が減らせますね。
またサグラダファミリア教会の塔やグエル公園それにアルハンブラ宮殿などの人気観光地は早めにチケットを購入しておかないと売り切れになることもあります。
現金を減らす意味でもさらにスペインで行きたい場所に確実に行くためにも、チケットの事前予約は必須といってもいいんですよ。
自分のクレジットカードにスキミング対策や盗難保険がついているか確認
クレジットカードを頻繁に使うのに抵抗がある一番の理由はスキミングなどの詐欺に合わないか不安だからなのではないでしょうか。
確かに海外では日本よりスキミングされる確率は高くなります。
ただ今はほとんどのカードにスキミングされにくい対策や盗難保険が付いています。
スキミングされにくいカードはICカードで、カードの表面に小さい四角形の金色のチップがついているものです。
また盗難保険がついている場合はスキミングされて不正に使用された場合、多くの場合60日以内にカード会社に届け出るとその分の支払いは免除されることになります。
自分のカードに盗難保険がついているかどうか旅行前に確認し、何枚かある場合は付いているものを中心に使いたいですね。
わたしも10年ほど前にスペインではない国でスキミングされたことがあるのですが、カード会社が電話をかけて来てくれて支払う必要はないと言ってってもらえた上にすぐにカードをストップして再発行してもらえました。
全てのカード会社がわざわざ連絡してきてくれるわけではないと思うので、スペイン旅行で使った月のカードの請求書はよく確認するようにしましょう。
よく海外旅行するなら国際キャッシュカードの検討も
しょっちゅう海外旅行をするという方は国際キャッシュカードやデビットカードを作ることを検討してみるのはいかがでしょうか。
国際キャッシュカードがあれば海外のATMから日本の口座にある現金を現地のお金で引き出すことができます。
いる時にいる分だけ引き出せて、両替のために並ぶ必要もないのでものすごく便利ですよね。
交換レートが悪かったりATMの手数料が高かったりとデメリットもあるものの、クレジットカードのキャッシングよりは割がいいです。
そしてこれさえあれば現金をいくら持って行くかについてそんなに悩む必要もなくなりますよ。
街中で使えるのはVISAかMastercard
スペインではどこでもクレジットカードが使えると書きましたが、カードの種類によっては使えないものもあります。
というのもスペインで一般的なカード会社はVISAとMastercardなんです。
空港ではほとんどすべての種類のカードが使えるとしても、スペインの街中にあるショップやスーパーではこの2種類以外は使えないことも多いです。
もし手持ちのカードがJCBとアメックスだけだという場合はスペインでほとんど使えない可能性があるので、VISAかMastercardを作っておくようにしてくださいね。
クレジットカードの暗証番号を確認しておく
クレジットカードの暗証番号を覚えていない人なんているのかと思うかもしれませんが、わたしの妹がそうでした。
曰く“日本ではカードで払うとサインのことが多かったから、暗証番号は忘れてしまった。”とのこと。
もともとカードは普段ほとんど使っていなかったようで、暗証番号のことなんてすっかり忘れてしまっていたようです。
スペインではカードで支払った場合サインを求められることはまずなく、暗証番号をクレジットカードを読み取る機器に入力することになります。
うちの妹はわたしに支払いを代理させてことなきをえていましたが、せっかく買い物しようと思ったのにカードの暗証番号がわからなくて支払いできなかったということになったらかなり困ると思うのでしっかり確認しておくようにしてくださいね。
スペイン旅行の準備に便利な記事をここにまとめておくので、是非合わせて確認してみてください。


まとめ
スリにあってしまった時のダメージを減らすためにもスペイン旅行では現金は少なめにしておくのをおすすめします。
またクレジットカードが盗難された時のことを考えて、できれば2枚から3枚あった方が安心です。
財布に入れて持ち歩くのは1枚にして、残りはホテルの金庫に保管しておくようにしてください。
それではカード払いを駆使してスペイン旅行を楽しんでくださいね。
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