
Barbara_Iandolo_Photo / Pixabay
マラガはスペインを代表するリゾート地です。
アンダルシア地方でセビリアに続く2番目に大きな都市で、この地域で一番大きい国際空港がある場所でもあります。
アンダルシア地方には世界遺産が多くスペイン観光でも人気の場所でアンダルシアの周遊も人気のルートですが、そんな時はマラガ空港を利用するのが一番便利なんですよ。
ここではアンダルシア周遊旅行を考えているという方に、マラガからアンダルシアの人気都市であるグラナダやセビリアそしてコルドバへの行き方を詳しくまとめていきます。
マラガからグラナダへの移動方法

dkatana / Pixabay
マラガからグラナダへの公共交通機関を使ったアクセス方法はバスだけになります。
アンダルシア地方も結構鉄道網が発達しているものの、マラガとグラナダ間には直通列車がありません。
その代わりバスの便は非常に充実していて、所要時間も1時間30分から1時間45分と何ならマラガから日帰りでも行けるくらいな感じですね。
・マラガのバスステーションからグラナダまでALSAのバスが運行(1日15便)
・マラガ空港からグラナダまでALSAのバスが運行(1日8便)
グラナダの特徴
グラナダというとスペイン随一の観光スポットで世界遺産でもあるアルハンブラ宮殿があまりにも有名ですね。
イスラム建築の最高峰ともいわれるこの建物は庭園に一歩足を踏み入れただけでその美しさに思わず圧倒されてしまいます。
一番の見どころであるナスル朝宮殿は内部全体が余すところなく可憐なアラベスク模様に覆われている幻想的な空間です。
そしてグラナダの街はタパスの名所としても知られています。
ドリンク1杯に1つタパスがついてくるのがこの土地ならではのスタイルなので、バル巡りをしながら色々なタパスを味わってみてくださいね。
マラガからセビリアへの移動方法

USA-Reiseblogger / Pixabay
マラガからセビリアへ行くには電車かバスの選択肢があります。
一番早く着くのがAvantという高速列車で1時間55分の所要時間になっていて、バスの場合は2時間45分かかりますよ。
電車は高速列車ではない便もあるんですがそれを選んでしまうと3時間以上かかってしまうので、チケット購入の際には気を付けてくださいね。
・電車 マラガ駅(MALAGA MARIA ZAMBRANO)からセビリアのサンタ・フスタ駅(SEVILLA-SANTA JUSTA)まで2時間に1便のペースで運行
・バス マラガのバスターミナルからセビリアのアルマス広場にあるバスターミナル(Estación de Autobuses Plaza de Armas)までALSAやAvansaなどのバス会社が1日10便運航
セビリアの特徴
セビリアというと文化的・経済的に名実ともにアンダルシアのトップに君臨する都市です。
日本語表記はセビリアになっていることが多いですが、スペイン語の発音は“セビージャ”になります。
趣たっぷりの旧市街と近代的な新市街の対比には目を見張るものがありますよ。
旧市街の大聖堂とヒラルダの塔はランドマークとしてセビリアの人たちから愛されています。
その他にもスペイン広場や闘牛場など沢山の見どころを有しているほか、毎年4月に開催されるセビリアの春祭りはスペインの三大祭りの1つになっています。
フラメンコの本拠地でタブラオがひしめいていたり街の周りにはひまわり畑が多かったりと、色々な見どころがある街でもありますね。
マラガからコルドバへの移動方法

clarbner / Pixabay
マラガからコルドバへは電車かバスで行くことができます。
一番早くて快適なのは電車で新幹線なら1時間弱、高速列車で1時間強で着いてしまいますよ。
バスだと運賃は安めなものの3時間前後かかってしまうので、観光の時間をたっぷりとりたいならやはり電車を使うのをおすすめします。
・電車 マラガ駅(MALAGA MARIA ZAMBRANO)からコルドバ中央駅まで1日19便
・バス マラガのバスターミナルとマラガ空港からALSAのバスが運行
コルドバの特徴
コルドバといえば何といっても世界遺産にも登録されているメスキータでしょう。
イスラム王朝が隆盛を極めていた時期に建設・拡張されたこのモスクは内部に無数の円柱が立ち並ぶ神秘的な空間です。
そしてメスキータを大聖堂に改装するために作られた壮大なカトリックの聖堂部分が円柱の間から現れると、その他では絶対に見ることができない2つの文化の融合に衝撃を受けることになります。
メスキータの前に広がるユダヤ人街はお土産物を見ながらのんびり散策するのにぴったりですよ。
マラガからロンダへの移動方法

JoelleLC / Pixabay
マラガからロンダまではバスで行くことができます。
同じ県内にあるとはいえロンダに通じる山道が入り組んでいることもあって3時間くらい所要時間がかかります。
平日と土曜は1日4便運航がありますが日曜と休日は1日2本で、しかもマラガから出る便は午前中だけ、ロンダから出る便は午後だけになっています。
スケジュールを立てる時に十分注意して、満席にならないよう事前に往復のチケットを購入しておく方が安心ですね。
・マラガのバスターミナルからロンダのバスターミナルまでAvanzaのバスが運行(月曜から土曜日は1日4便、日曜日と休日は1日2便)
ロンダの特徴
ロンダはマラガ県の東側の丘陵地帯にある町です。
町が深い渓谷をまたいで2つのエリアに広がっていることで知られていて、この渓谷にはヌエボ橋がかけられています。
18世紀にできたヌエボ橋を含むロンダの町の景観はまるで雄大な自然と優れた芸術が融合したようでただただ美しいですよ。
またヌエボ橋のすぐ近くには有所正しい闘牛所もあります。
アンダルシア地方の人たちが週末の小旅行に出かけるのに人気の町で、日本でも行ってみたい町に名前が挙がることがよくあります。
マラガからミハスへの移動方法

Free-Photos / Pixabay
マラガからミハスへもバスで移動することができます。
マラガからミハスまでは結構近いので、途中何度かバス停で停車しても所要時間は1時間5分から1時間15分くらいです。
ミハスは終点なので降りるところで迷うこともないですよ。
またミハスには海外沿いにあるミハス・コスタと白い村であるミハス・プエブロという2つの村があります。
チケットを購入する時にはミハス・プエブロと伝えるようにしてくださいね。
・マラガのバスターミナルからミハスまでAvanzaのバスが運行(月曜から土曜日は1日4便、日曜日と休日は1日2便)
ミハスの特徴
アンダルシアを代表する世界遺産の一つである白い村。
ミハスはアンダルシア全域に点在している白い村の中でもずば抜けて知名度が高いですね。
日本からのスペインツアーに組み込まれていることも多く、白い村の中では観光地っぽさが強い場所ではあるのですがその景観はやはり美しいです。
白い壁に赤い花が咲く植木鉢がずらりと並ぶ風景は本当に絵になりますよ。
また山の中腹にある村の一番高台にある闘牛場は小さいものの、丸ではなく四角い形をした珍しい建物になっています。
何よりマラガから行きやすいので海外旅行初心者でも気軽に出かけて行くことができますよ。
マラガからアンダルシアの他の町へ移動する時のコツ
マラガからアンダルシアの主要な都市は電車とバスで繋がっているので、公共交通機関だけで十分周遊することができますね。
ただ特に夏場の観光シーズンは電車もバスも大変混雑します。
あらかじめ乗ろうと思っていた便が満席になってしまうと他の便に変更しないといけなくなったりするので旅行の予定が狂ってしまいますね。
また電車やバスのチケット購入カウンターには長蛇の列ができていることもあるので、便が出る直前に購入するのはあまりおすすめできません。
あらかじめネットでチケットを購入しておくかもし日程に余裕があるなら前日にチケットを購入しておくようにすると、移動でハラハラしないといけないようなことにもなりにくいのではと思います。
電車のチケットを購入できるのはこちらのスペイン国鉄Renfeのホームページです。
同じ便でも時間によってチケットの値段がかなり違うこともあり、お得な便を見つけられるとラッキーですよ。
またこちらにはRenfeのチケットが購入できるアプリがあります。
アプリで購入するとアプリ上でチケットが提示できるので、ペーパーレスで旅行ができますね。
バスの場合はALSAもAvanzaもチケットのネット販売をしています。
キャンセルや変更ができるチケットと変更ができないチケットがあり、変更できないものは料金がお得になっていますよ。
AvanzaはスマホにSMSでチケットが届くようになっているようです。
マラガ空港の利用方法やおすすめ観光スポットを紹介している記事もあるので、良ければ合わせて見てみてください。



まとめ
移動方法さえ分かればマラガを拠点にアンダルシアを周遊するのも簡単ですね。
スペインの電車やバスは遅れて当たり前のように言われることもありますが、私の経験上ほとんど時間通りに運行されることの方が圧倒的に多いです。
ただストの時は完全に交通網がストップしてしまうので気を付けてくださいね。
魅力満載のアンダルシア地方を心いくまで満喫してください。
コメント