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2月というと航空券やホテル等が安い時期でもあり、さらに卒業旅行シーズンだったりもしますよね。
この時期にスペイン旅行を計画している方も少なくないのではないでしょうか。
2月は費用を抑えられてなおかつ観光地も比較的すいているというメリットがあるものの、日本と同じようにまだまだ気温が低いので服装などには注意です。
ここでは2月にスペイン旅行を計画中または予約したという方のために、2月のスペインでおすすめの観光地や服装それに注意点などを紹介していきますよ。
スペインの2月の気候
スペインは地域によってかなり気候が違ってくるものの、2月は程度の差こそあれどこも基本的に寒いです。
12月や1月に比べれば月の平均気温は若干高くなるものの、急に1月以上に冷え込んだりと気温が不安定な時期でもあるんですよ。
マドリードはスペインの中でも特に寒いのですが、2月の平均最高気温は10.9度で平均最低気温は1.9度になっています。
これは東京とほとんど変わらない値ということで、がっつり寒いということが分かっていただけるのではないでしょうか。
またスペインの中でも比較的温暖な地中海沿岸のマラガだと2月の平均最高気温は18度で平均最低気温は8度になります。
マドリードに比べると大分寒さが和らぎますね。
さらにスペイン北部のビルバオは2月の平均最高気温が14度で平均最低気温は5度になります。
北にあるのにマドリードよりは若干気温が高いのですが、雨が降る日が月間11日前後とマドリード倍以上になっていますよ。
2月のスペイン旅行は寒さをどう凌ぐかをポイントに持ち物やどの観光地に行くのかなど考えていきたいですね。
スペインを2月に旅行する時のおすすめ観光地
それでは2月に行くのにおすすめの観光地を紹介していきましょう。
寒さをしのぎながら観光するコツにも触れていきたいと思いますよ。
寒さをしのげるアンダルシア
スペインらしい陽光の中街の散策を楽しみたい、路面にあるお店巡りやテラス席での食事もしてみたいという場合はやはり少しでも暖かいところに行く方が快適です。
そしてスペインで温かいところといえばやはり南部のアンダルシアでしょう。
・マラガ
・セビリア
・カディス
・へレス・デ・ラ・フロンテッラ
等は2月の平均最高気温が18度前後で天気のいい日は昼間結構温かくなることもあるので街歩きがしやすいですよ。
同じアンダルシアでもグラナダとコルドバは内陸部なこともあり平均気温が低めになっています。
街歩きではなくアルハンブラ宮殿やメスキータをピンポイントで観光するようにするのをおすすめしますよ。
マドリードなど寒い場所は美術館や王宮など室内を中心に
いくらスペインで一番寒いと言われてもスペインを旅行するならマドリードに行かないのはもったいないですよね。
マドリードの冬は気温が低い上に曇り空で昼間もあまり気温が上がらないことも多く、朝方は氷点下を記録することもあります。
ただマドリードって屋内で楽しめる観光スポットが多いですよね。
・プラド美術館
・ソフィア王妃芸術センター
・ティッセン=ボルネミッサ美術館
・王宮
こういった観光地だと移動の時は寒くても建物の中に入ってしまえば暖かいですよね。
マドリードの街はプエルタ・デル・ソルやアルカラ門それにグラン・ビア通りなどその町並みも魅力的です。
でももし寒さに耐えられなくなったらバスに乗ってその窓から町並みを楽しむという方法もありますよ。
マドリードの街には市バスがくまなく走っている他、観光用バスも運行されています。
マドリード以外でも室内の観光スポットは寒い時期に狙い目です。
・コルドバのメスキータ
・トレドやブルゴス等の大聖堂
なんかもいいですよね。
グラナダのアルハンブラ宮殿は庭園部分が広く室外で見学する時間も長いので、がっちり防寒して行くようにしてください。
マドリードの観光バスによるシティツアーについてはこちらをご参照ください。

あえてスノボやスキーを楽しむ
せっかく寒い時期にスペインに行くなら寒い時にしかできないことをするのもいいですね。
スペインにはスキーやスノボが楽しめる場所もあります。
グラナダにあるシエラ・ネバダという山がスキーのメッカになっていて、スペイン内外から沢山のスキー客が訪れることで知られています。
スペインの雄大な山の自然を感じながら雪と戯れてみてはいかがでしょうか。
スペインを2月に旅行する時の服装は?
スペインを2月に旅行する時の服装はやはり暖かい服装が基本になります。
特にマドリードに行く場合はしっかり厚着しておきたいですよ。
・ダウンコート(ロング推奨)
・ヒートテック
・厚手のニット
・暖かい素材のパンツ
・歩きやすいショートブーツ
もしくは
・ウールのコート
・ネルシャツ
・ニット
・暖かい素材のパンツ
・歩きやすいブーツ
といったコーディネートがおすすめです。
またマフラーや手袋それに帽子といった防寒グッズも必須になりますよ。
アンダルシアなどの比較的暖かい場所に行く場合も基本的には同じような服装を用意しておくようにしましょう。
その日の予報や天気の様子を見て上であげたセットから1枚減らしたりと調整するようにしてくださいね。
冬のスペイン観光にあると便利な持ち物や服装などをこちらの記事でも詳しく説明しているので、もしよければ合わせて見てみてください。

スペインを2月に旅行する時の注意点
2月のスペイン旅行では防寒対策以外にもいくつか注意しておいた方がいいこともあります。
快適にスペイン旅行を楽しむためにこちらもチェックしておいてくださいね。
観光シーズンは外れるものの都会ではスリが多い
2月のスペインは観光オフシーズンなのもあり夏場やクリスマスシーズンに比べると大分落ち着いた雰囲気です。
ただそんな中でもやはりマドリードやバルセロナではスリが多くなっています。
財布やパスポートはファスナーの付いた頑丈なバッグに入れて絶対に手や体から離さないといった、徹底的なスリ対策をしておいてくださいね。
スペインでのスリ対策についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

日が暮れるのが早い
夏にスペインを訪れたことがある人はスペインって夜10時ごろにならないと暗くならないイメージがるかもしれません。
でも冬の間は夏と比べ物にならないくらい日が暮れるのが早く、夕方6時くらいにはもう暗くなり始めるんですよ。
スペインはスリや置き引き以外についてはどちらかというと安全に旅行できる国ではあるものの、やはり暗くなってからは特に日本にいるより危険が増してしまいます。
暗くなってからはできるだけ人通りが多い場所だけ歩くようにして、一人で人気のない道を歩いたりすることにならないような旅行計画をたてるのをおすすめしますよ。
リゾート地の小さな村はシャッター街になっていることも
アンダルシア地方は2月でも比較的暖かいのでおすすめと紹介しました。
ただ2月のアンダルシア沿岸部はスペインの他の地域以上にオフシーズンになっています。
マラガなどの大都市は冬でももちろん活気づいていますが、周辺の小さい村のリゾート地は夏の姿からは想像できないくらい閑散としていて海辺のレストランやホテルが全部閉まっているなんてことも普通なんですよ。
なので2月に海辺の小さなリゾートタウンに行くのはおすすめできません。
まとめ
実はわたしは十数年前卒業旅行で2月にスペインに来たことがあったのですが、やはりコートとマフラーが手放せないくらいどこに行っても寒かったです。
そしてマラガ県に数年住んでマドリード周辺に引っ越してきた今、マドリードの寒さが体に堪えまくっています。
といっても一番寒いマドリードでも東京の気温と同じぐらいということで、2月でもちょっと防寒対策するだけで充分スペイン観光を楽しむことができます。
寒さに負けないプランを立てて2月のスペインを堪能してくださいね。
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