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スペインにはマドリードやバルセロナそれにグラナダやセビリアといった観光するのに人気の都市が沢山ありますよね。
なんとなくスペインに行きたいなと思っていても、実際にスペインのどこの都市に行くかなかなか決められなかったりしませんか?
でもスペイン旅行を計画するなら絶対にマドリードに行くかマドリードを拠点にするのをおすすめします。
特に初めてスペインに行くという場合はマドリードを外すのは本当にもったいないですよ。
それではわたしがこんなにもマドリードをおすすめする理由を詳しく説明していきましょう。
何といっても首都
マドリードは何といってもスペインの首都で中心地です。
やはり街の規模や立ち並ぶ建造物の雰囲気などやはりスペインの他の町とは比べ物にならないくらいスケールが大きいです。
海外から1週間以上の日程で日本を旅行して東京に立ち寄らない人はおそらく珍しいのではないでしょうか。
首都はやっぱりその国の歴史や文化を体現する場所ですよね。
せっかく外国に行くならやはりその国の首都は見ておきたいですよ。
観光スポットが多彩でいっぱいある
マドリードには観光スポットがいっぱいあり、さらにそのラインナップが多彩です。
具体的にあげてみると
・プエルタ・デル・ソルやマヨール広場それにスペイン広場など個性豊かな広場の数々
・プラド美術館やソフィア王妃芸術センターそれにティッセン=ボルネミッサ美術館という傑作絵画が揃う美術館
・かつてスペイン王家が生活していた王宮
・食い倒れのサン・ミゲル市場
・新旧の大聖堂や教会それに修道院
・グラン・ビア通りやアルカラ門の壮大な街並み
・王立劇場
・公園や植物園それに動物園やアトラクションパークの数々
など、ちょっと考えただけで見どころがこんなにたくさん出てきます。
マドリードやその周辺だけでも余裕で1週間くらい楽しめてしまうくらい、とにかく観光スポットや楽しいスポットが目白押しなんですよ。
また見どころは街全体に散らばっているものの地下鉄やバスといった公共の交通網が張り巡らされているため移動も簡単です。
地下鉄で回れるというのは個人で旅行する時本当に便利ですよね。
マドリードの見どころをまとめた記事がこちらになります。


周辺の町に世界遺産が沢山ある
スペインには古代ローマ時代や中世につくられた優れた建築物がたくさん残っていて、それ故に世界遺産もスペイン全土に何と全部で46か所もあります。
マドリードでも2021年にとうとうレティ―ロ公園やプラド通りが世界遺産に登録されましたが、実は特に見ごたえがある世界遺産はマドリードの周辺の町にあるんですよね。
・古都トレド
・セゴビア旧市街とローマ水道橋
・エル・エスコリアル修道院とその遺跡
・アビラの旧市街
・アランフェスの文化的景観
・アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区
・クエンカ
とマドリードから電車やバスで日帰りで行ける距離の町に、なんとこんなにも世界遺産が集まっているんですよ。
世界遺産に指定されるだけあってどこもかなり見ごたえがあるのですが、マドリードを拠点にすることで気軽に観光してまわることができます。
日帰りで行ける=重い荷物を持ってホテルを移動しなくていいということなので便利ですね。
わたしがおすすめするマドリードの周辺都市についてはこちらにまとめてあります。
スペイン各地へアクセスしやすい
スペインの地図を見てみるとマドリードはスペインのど真ん中に位置していますよね。
マドリードの人は近くに海がないことが不満のようなのですが、でもこの立地のおかげでスペインの色々な地域にアクセスしやすくなっています。
とくにスペイン版の新幹線であるAVEを利用するとマドリードからバルセロナまで2時間半、アンダルシアのセビリアやマラガまでも2時間半、北部のレオンまで2時間10分とスペインの他の観光都市までスピーディに移動することができます。
また空の便はもっと細かくスペイン全土に伸びているんですよ。
スペインの色んな都市を周遊したいという場合もマドリードを拠点にするのがおすすめです。
バルセロナは今ちょっと荒れている
スペイン観光の目玉はやっぱりバルセロナなんじゃないのと思う方も多いと思います。
ガウディの建築物はやはり一度はこの目で見てみたいものです。
ただ2019年10月よりバルセロナの情勢は不安定になってしまっていて、いつ頃元のように戻るのか見通しが全く立ってなかったりします。
かねてからの独立問題に絡み2017年の独立を問う住民投票を実施したバルセロナ州政府の当時の幹部に有罪判決が2019年10月14日に出たことをきっかけに、大規模なデモが頻発している状況です。
11月末現在でも特に週末には在スペイン日本大使館からわたしのようなスペイン在住者にバルセロナのデモ情報とともに注意喚起のメールが送られてきています。
平和的なデモであっても外務省はなるべく近づかないように注意喚起していますし、鉄道やバスのストに当たってしまうと旅行の計画が台無しになってしまいます。
なので2019年や少なくとも2020年の前半にスペインへの航空券を予約しようとしている場合、バルセロナ行きにしてしまうのはおすすめできません。
マドリードでデモやストがないのかというとそんなことはないのですが、今のバルセロナより圧倒的に数は少ないですしなによりマドリードの街は今まで通り平和で落ち着いています。
そして先ほどふれたようにマドリードからバルセロナまでAVEで2時間半しかからないので、もし旅行の日程でバルセロナ情勢が落ち着いているなら十分マドリードから観光に行くこともできます。
そんなこともありスペイン旅行の拠点はやはりマドリードにしておくのが安心なんですよ。
まとめ
マドリードにも
・夏はものすごく暑くて冬はめちゃくちゃ寒い
・バルセロナに比べると若干マシなもののスリが多い
といった欠点も確かにあるのですが、それを補って有り余る魅力とメリットがあります。
もしスペイン旅行でどこに行くか迷っているならぜひまずマドリードを候補にしてみてください。
マドリードと周辺だけ見て周るにしてもスペインの他の地域にも足を伸ばすにしても、こんなに便利で楽しい場所はないですよ。
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