共働きが当たり前のスペインの子育て事情は?みんなどうやって両立しているのか検証

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日本でも最近では共働きを選ぶ家庭がどんどん増えてきていますが、スペインでは日本以上に子育てで家庭に入る女性がほとんどいないといってもいいくらい少なくて共働きで当たり前といった雰囲気があります。

スペインでは有給の産休が4か月間でその後みんな仕事に復帰していくのですが、それでもなぜかみんなそこまで大変そうな感じはなく疲れたと言いつつも仕事も子育てもなんだかんだ楽しそうな女性が多いんですよね。

ここではそんなスペインの子育て事情を検証していきたいと思います。

スペインに待機児童はいない

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日本のニュースでよく保育園に入りたくても定員オーバーで入れない待機児童について取り上げられていますが、スペインに待機児童問題はありません。

0歳から2歳までの子が行く保育園をグアルデリアと呼ぶのですが、グアルデリアに空きがないから復職できないなんてことはまずないです。

収入に応じて授業料が設定される公立のグアルデリアは競争率が高いのですが、授業料が効率より高くなる私立のグアルデリアを入れるとおそらく枠は余っているくらいになるはずです。

その私立のグアルデリアでも9時から14時の基本時間だけなら月€250(日本円で3万円強)なので、共働きなら普通に払えるくらいの金額です。

払うものさえ払えばいつでも子供を預けられる場所があるというのは共働きしていくうえでやはり重要ですよね。

おじいちゃん・おばあちゃんがフル稼働

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スペインの保育園であるグアルデリアは0歳から2歳と言いましたね。

スペインは3歳から全員コレヒオといういわば学校に通い始め、公立の場合授業料は無料になります。

でもグアルデリアもコレヒオも授業時間は9時から14時までなんですよね。

スペインは昼食を食べる時間が14時なので、通常授業だと学校でランチを食べることがありません。

12時ごろに食べるおやつを家から持って行っておしまいです。

でも14時で終わる仕事なんていくらスペインでもなかなかありません。

じゃあみんなどうしているのかというとおじいちゃんとおばあちゃんの登場になります。

学校の送り迎えに行くと孫を迎えに来ているおじいちゃんおばあちゃんがめちゃくちゃ多いんです。

そして子供たちはそのままおじいちゃんおばあちゃんの家でランチを食べて、ママかパパが迎えに来るのを待つことになります。

スペインでは実家や義理実家の近くに住んでいる人が多くて、こうして赤ちゃんの頃からおじいちゃんおばあちゃん総出で子育てしている家庭がものすごく多いです。

というか共働きを基本にした社会構造のスペインでも、夏季や冬季の長期休暇や子供が熱を出した時などは祖父母の助けがないとなかなかやっていくのは大変なんですよね。

そしてスペインのおじいちゃんとおばあちゃんは孫の面倒を見るのが好きというのもあるのですが、子供世帯のために手伝って当たり前という雰囲気が社会にあります。

公園で疲れ切っているおじいちゃんおばあちゃんにあうこともあるのですが、みんな基本的になんだかんだ楽しんで孫の面倒を見ている人が多いですね。

実家や義実家から手厚いサポートが受けられるというのが、スペインの共働きのお母さんたちが両立でいっぱいいっぱいにならない最大の理由だと思います。

スペインの学校には共働き家庭が学校で利用できる制度がいっぱい

おじいちゃんおばあちゃんの手助けがない人ももちろんいます。

でもその場合も学校に共働き家庭のための制度があるので、何とかやっていけることが多いようです。

どんな制度かというと

・早朝登校

・昼食サービス

です。

早朝登校に申し込むと朝7時半から子供を学校に預けることができて、昼食サービスに申し込むと学校の食堂で昼食が食べられさらに16時まで子供を預かってもらえます。

このサービスは基本的に有料なのですが収入によっては無料になることもあります。

また学校の担任の先生が子どもを見るのは9時から14時までで、その他の時間帯は他の人が担当するというように完全な分担になっていて学校の先生の負担も少なくなっていますよ。

職場では一番下の子が12歳になるまで時短勤務が可能

学校で預かってもらえるのが16時までと書いたので、それでママやパパが迎えに行けるのかどうか疑問に思った方もいるかもしれません。

でもスペインでは子供が12歳になるまでママかパパが時短勤務することが認められています。

たいていはママの方が申請するのですがスペインではこれを申請するのが当たり前で、たとえ祖父母の手助けがあったとしても時短勤務を選ぶ人がほとんどです。

どれくらい時短できるのかは会社によっても決まるのですが、帰宅時間を何時間か早くするケースから反日しか働かないケースなど色々です。

そしてもともとスペインに残業が存在しないのもあって、時短勤務していないパパの方も積極的に育児にかかわる環境ができているんですよ。

まとめ

スペインのママ達が共働きでもあんまり疲れ切っているように見えないのは、会社で当たり前のように時短勤務が受け入れられることと祖父母が全力で手伝ってくれるからだど思います。

ワンオペ気味の人もいないわけではないのですが、かなり少数派な感じですね。

スペインと日本の社会は全然違うので、日本もスペインみたいになったら子育てが楽になるよと軽々しく言うことはできません。

でも子育て中のママが当たり前のように時短勤務を申請できる労働環境をつくっていくのは、共働きが当たり前になってきた日本で大切なんじゃないかなと思います。

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