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スペインではスーパーやドラッグストアだけでなく薬局にもかなりの種類のコスメが基礎化粧品を中心に置かれています。
病院で処方箋をもらって薬を買いに行くと、列に並んでいる間棚にある基礎化粧品が気になってしかたないくらいなんですよ。
そして薬局の基礎化粧品は普段使いできるのはもちろん敏感肌などのトラブルに困った時に助けになってくれることもある優れものです。
ここではスペインの薬局に売られているコスメについて詳しく紹介していきたいと思いますよ。
スペインの薬局について

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スペインの街を歩いているといたるところに薬局があります。
多分スペインではほとんどの人が自宅から徒歩5分から長くても10分で薬局にたどり着けるのではないかと思います。
そしてスペインでは処方箋なしで買える薬でもドラッグストア的な場所に売られていることはなく、絶対に薬局で薬剤師さんから買わないといけないことになっているんですよ。
スペインの薬局の目印は緑色の十字架で、お店の入り口には“Farmacia(薬局)”という大きな文字と一緒に緑色の十字架の電光看板が掲げられています。
ちょっと話はそれましたが街の中心部にある薬局は一見薬局とわからないくらいおしゃれなお店も多いです。
そういうお店は特に化粧品に力を入れていて、実際にお客さんが商品を手に取って見られるようにカウンターの外に化粧品用の棚を設置しているところもあります。
こういうお店だとスペイン語に不慣れであっても薬局コスメを選びやすいですよね。
スペインの薬局コスメとドラッグストアにあるコスメの違い
初めに断っておきたいのがスペインのドラッグストアにある基礎化粧品と薬局にある基礎化粧品それについでに言うとスーパーコスメはどれもEUの厳格な安全基準を満たしたものばかりです。
値段によってどれくらいの有効成分が入っているのかは違うものの、安全に使えるという点ではどれも変わりはないんですよね。
では薬局コスメとドラッグストアのコスメの大きな違いは一体何なんでしょうか。
敏感肌やアトピーなどの肌トラブルにも有効なものが多い
スペインの薬局に置かれている基礎化粧品には敏感肌やアトピーなのトラブルを抱えた肌にも使えたり、症状を落ち着けたりできるものもあります。
肌の調子が悪いなと感じた時の助っ人的な側面もあるんですね。
実際皮膚科で処方されたり進められたりするブランドは、まず薬局にしか売っていないです。
わたしはやや敏感肌などでスペインに来る前はこっちで売っている基礎化粧品が合わなかったらどうしようと思っていたのですが、クリームに関してはこっちのドラッグストアで売られているものでトラブルが出たことはありません。
シートタイプのメイク落としは合わないことも多いのですが・・・。
でも妊娠中肌が荒れてボロボロになった時はスーパーのクリームがヒリヒリして使えなくなったので、薬局で相談して薦められたアトピー肌用のクリームを使ってなんとか事なきを得ました。
なのでスペインで肌トラブルを抱えた時には薬局の基礎化粧品を使うのをおすすめしますよ。
パッケージなどの見た目にお金をかけなくていい分品質に予算を回せる
薬局のコスメはスーパーやドラッグストアのコスメと比べてパッケージがシンプルなものが多いです。
化粧品の見た目より薬剤師さんや皮膚科の先生の推薦があるかがどうかが選ぶ決め手になることが多いので、目だっておしゃれなデザインにする必要がないんですよね。
デザインに予算をかけなくて済むということはその分を成分や品質に回せるということにもなります。
なので薬局とドラッグストアで同じ価格帯の基礎化粧品があった場合、薬局の方が高品質である確率は高いです。
薬剤師さんに肌の悩みを相談しながら選べる
薬局で基礎化粧品を買うメリットの一つに薬剤師さんに相談しながら選べるという点があります。
スペインの薬剤師さんは薬はもちろん化粧品の成分に対しての見識もあり、薬局コスメの人気が上がっていることから自分の店で取り扱う商品について詳しいことも多いです。
なので“最近一気にシワが気になるようになった”や“肌が敏感になってヒリヒリする”等といった困っている症状について話すと、それにピッタリの化粧品を紹介してくれます。
ドラッグストアにずらりと並んでいる商品のパッケージを一つ一つ見て自分に合いそうなものを探すのって結構大変だったりします。
そういった意味でもプロに選んでもらえるというのは特に化粧品の成分にあまり詳しくない場合は助かりますよ。
スペインの薬局で手に入るおすすめのコスメブランド

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さてそれではスペインの薬局で見かけることが多いコスメブランドを紹介していきましょう。
やはりヨーロッパのメーカーのものが多いですよ。
VICHY
VICHYはフランスのコスメメーカーで、ファーマシーブランドとしてはヨーロッパで抜群の知名度と人気を誇ります。
このブランドの基礎化粧品にはフランスのビシーという町の近くの火山から湧き出るミネラルウォーターが利用されています。
敏感肌ラインやアンチエイジそれにメンズや日焼け止めなど商品のラインナップが豊富で、運が良ければ2つ目は50%割引きセールに遭遇するかもしれませんよ。
Apivita
Apivitaはスペインの植物を使ったナチュラルコスメのブランドです。
1979年創業のこのブランドは元々は薬剤師さんが薬剤で研究を始めたことがきっかけになって誕生し、その後35年以上スペインの薬局で扱われてきました。
女性用のアイテムが主流ですが赤ちゃんや子供向けのアイテムもありますよ。
うちの近所の薬局にも置いてあるのですがEXPRESS BEAUTYというラインのシートパックが気になって仕方ありません。
NUXE
NUXEは日本にも進出しているパリのナチュラルコスメブランドです。
アルガンオイルなどの植物性オイル7種類を配合して全身に使えるプロディジューオイルがこのブランドのトレードマークになっています。
動物性の成分やパラベンそれに鉱物油などが使われていない肌に優しい処方になっています。
ISDIN
ISDINは敏感肌用の基礎化粧品のブランドです。
フェイスクリームやボディクリームの外に日焼け止めも人気ですよ。
スペインでは結構珍しいのですがフェイスパウダータイプの日焼け止めもあり、夏は基礎化粧品だけでなくベースメイクにも活用できますよ。
Avène
Avèneは日本でもかなり有名な敏感肌用の基礎化粧品ブランドです。
南フランスのアベンヌという村にある温泉水利用して商品が開発されていて、スプレータイプの化粧水であるアベンヌウォーターは超ヒット商品です。
保湿用の化粧水がないスペインでもこのアベンヌウォーターは売られているので、化粧水が切れた時の救世主になってくれそうですね。
スペインのコスメに関する記事がまだまだあるのでぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。


まとめ
スペインの薬局コスメについて紹介しました。
ドラッグストアに比べて薬局ってどうしても入りにくいイメージがあるかもしれませんが、特に繁華街では商品が沢山陳列された入りやすそうなところも多いです。
基本的に薬剤師さんもフレンドリーな人が多いので、スペインで基礎化粧品を探している場合はドラッグストアと合わせて薬局も覗いてみてくださいね。
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