国際結婚の憂鬱の一つ 旦那の実家の親戚での集まりを乗り越えるコツと心構えとは?

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スペインでは週末ごとに家族が実家に集まったり、連休には親戚一同がどこかの家で集まったりすることが珍しくありません。

そしてこれは欧米の他の国、特にラテン系の国でも共通するのではないでしょうか。

でも日本の核家族育ったわたしたち日本人にとっては義実家での集まりって居心地悪い感じがして憂鬱ですよね。

とくにその国に来て間もない頃でその国の言葉もあんまり話せなかったりすると、正直苦痛以外の何物でもなかったりします。

それもたまになら笑顔で乗り越えられますが、あまり頻繁だと顔にもウンザリ感が出てしまうというものです。

そこでここではわたしがスペインで培った旦那の実家の親戚の集まりをやり過ごすコツと心構えを紹介していきますよ。

スペインで旦那の実家の親戚の集まりを乗り切るためのコツや心構えとは

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それでは早速わたしが憂鬱な義実家の集まりをどうやって乗り切っているのかを紹介したいと思います。

親戚での集まりはこっちの文化でもあるので、やっぱりできるものなら慣れて楽しめるのが一番なのですが、その集まりが楽しいだけで終わることもなかなかありません。

スペインに来たばかりの頃は集まりがあるたびに疲れ切ってどんよりした気持ちになっていたのですが、乗り切り方のコツがわかってきてからはだんだん付き合いが楽になってきました。

そのコツとはずばり我慢しないことにつきるのですが、具体的な方法をあげていきましょう。

言いたいことがあったら冗談っぽい口調ではっきり言う

旦那さんの実家や親戚のメンバーの中に気が合わない人がいることもあると思います。

中にはしょっちゅうイラっとすることを言ってくる人もいるかもしれません。

ここで言われっぱなしで我慢しているとストレスがたまってしまいますし、みんなが楽しそうにしている中本気で言い返すのも気が引けますよね。

そんな場合はあくまで冗談っぽい口調で笑いながら言い返してみましょう。

笑いながら言っていると多少きついことを言っていても多少和らいで聞こえますし、その場の雰囲気も壊さないですみます。

ちなみにこれは旦那のお兄さんの奥さんから学んだ方法です。

あくまでキツい印象を与えることなくイラっとした雰囲気を出すこともなく、義母に言いたいことを包み隠さず言っている彼女を実はひそかに尊敬しています。

そして言われている方は何となく笑顔の中に本気があることを悟りますからね。

これを繰り返していると嫌なことを言われる回数も減っていきますよ。

しんどくなってきたら遠慮なく散歩に出る

スペインで昼食時に家族や親戚が集まった場合、その会合は夜まで続いて行くことも少なくありません。

会話の内容はどうしてもそこにいない親戚の近況になって行くことが多いのですが、正直ほとんど知らない人の話をずっと聞いているのも苦痛だったりします。

またまだ現地の言葉に慣れてない方にとっては、頑張って聞いていてもわからないことが多いので余計に辛いですよね。

もしそこにいるのに疲れたなら息抜きのために散歩に行きましょう。

理由は“お腹いっぱいにで苦しいから運動してくる”でも“買いたいものがあるからちょっと見てくる”でも何でもオッケーです。

義実家を出て本当に散歩してもいいですし、息抜きに買い物してもいいですし、もちろんカフェでスマホを見てても大丈夫です。

旦那の兄弟の配偶者もよく適当な理由を見つけてふらっと姿を消します。

だからって誰もそのことを咎めたりしないし、しばらくしてもどってきてまた何事もなかったかのように話の輪に加わっています。

息抜きしたくなったら遠慮せずにしばらくその場から姿を消してしまいましょう。

たまにはパスしてもOK

あまりに義実家の集まりが続いてどうしても気分がのらない時は思い切ってパスしてしまいましょう。

“あなたの実家に行きたくない”とはっきり言うと旦那さんも気分が悪いと思うので、“今日は疲れたから家で休んでおく”みたいに言っておけば大丈夫です。

また集まりの頻度があまりに多く感じる場合はタイミングを見て旦那さんにちゃんと伝えるのも大切です。

わたしの場合感情的に行きたくないといって何度も夫婦げんかになったことがあるのですが、今から考えるともうちょっと落ち着いて冷静に話せたら良かったかなと後悔することもあったりします。

まあそのおかげで義実家に行く頻度はかなり減ったのですが、旦那はわたしが義実家を嫌ってると思ってちょっといじけていたりします。

スペインに嫁姑問題はあるのか?

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スペインにももちろん嫁姑問題はあります。

というかこれが旦那の実家に行くのが憂鬱な一番の原因ですよね。

こっちのお姑さんはあからさまに息子ラブで過干渉気味な人が多い印象です。

“毎日息子夫婦の家に行く”や“毎日孫に会いたがる”なんていうと日本ではかなり敬遠されるタイプの義両親ですが、スペインでは結構当たり前だったりするのですごいですよね。

わたしの場合ずっと旦那の実家からある程度離れたところで暮しているので毎日会わないといけないようなことはなかったのですが、週末や連休前になると義母から旦那への電話での帰ってこい攻撃がすごいです。

こんな感じなので特に上でも書いた冗談っぽくでも言いたいことをちゃんと言うのは大事ですし、本当にやめてほしいことがあったら真剣にはっきり伝えるようにするのが大切になってきますよ。

外国人嫁だからこその嫁姑関係のメリット

外国人だからこそ嫁姑関係に苦労することもありますが、逆に得することもあったりします。

うちの場合は義母がわたしに直接電話してこないというのは結構快適だったりします。

スペインに来たばかりの時にスペイン語がほとんど話せなかったのが原因なのですが、これが当たり前になってしまったのでスペイン語が話せるようになってからもわたしにはめったなことでは電話がかかってきません。

またもうこれはあんまりできなくなってしまったのですが、話したくないことを聞かれたときはスペイン語が分からないふりをしてかわすという手も使えたりします。

ただでさえ大変なことが多い海外生活、義家族との付き合いも手を抜けるところは抜いて頑張っていきましょう。

まとめ

ここまでほとんど愚痴みたいな内容になってしまいましたが、旦那の実家での集まりだって楽しいことももちろんあります。

とくに子供がいとこたちと楽しそうに遊んでるのを見るのは嬉しかったりもします。

ただ親戚で集まる頻度が日本に比べてかなり多いので、さすがに疲れていきたくないと感じることもあるんですよね。

でも無理して愛想を振りまかないようにしてからは本当に大分楽になりました。

もし国際結婚でわたしのように旦那さんの実家に行くのにうんざりしてきたという方がいれば、我慢せず無理せず自分のペースでつき合っていけるように、ここであげた対策を参考にしてみてくださいね。

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