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スペインの首都マドリードはスペイン観光で人気の都市であるだけでなく、スペイン周遊旅行の拠点としても便利な街です。
スペイン旅行でマドリードの地を踏む確率はかなり高いのではないでしょうか。
でも文化や経済で中心的な役割を果たすマドリードはスペインで一番気候が厳しい場所でもあるんです。
実際わたしは1年中温かで天気のいいアンダルシアの沿岸部からマドリード近郊に引っ越ししてきて、あまりの気候の悪さに驚かされました。
夏はとことん暑く冬はとことん寒いだけでなく、3月や10月といった季節の変わり目は気温や天気が落ち着かないので服装など少し注意が必要なんですよ。
そこでここではマドリードの気温の特徴と各季節における服装の注意点等を紹介していきたいと思います。
マドリードの気温の特徴

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まずはマドリードの気温の特徴を紹介していきたいと思います。
マドリードの気温は簡単にまとめると
・夏はスペインで一番暑い
・冬はスペインで一番寒い
・秋と冬は日中は温かくなることも多いが防寒対策が必要
というようなものです。
魅力的な観光地が沢山あるものの気候はお世辞にもいいとは言えないのが玉に瑕なんですよね。
それでは季節ごとの気温の特徴を詳しく見ていきましょう。
春(3月・4月・5月)のマドリードの気温の特徴は?
春のマドリードは日中は温かくなるものの朝と夜は驚くほど冷え込むこともあります。
特に3月はまだ冬が半分残っているような感じで、上旬から中旬にかけては朝はコートが必要なこともあります。
また曇りや雨で太陽が出ないと気温が全然上がっていかないので、1日中上着が離せないこともありますよ。
4月や5月も特に朝の10時ごろまでは気温が低く風が強い日は震えるほど寒く感じたりすることも珍しくありません。
日中は大分気温が上がってくるものの、まだまだ防寒対策が必要になりますよ。
夏(6月・7月・8月)のマドリードの気温の特徴は?
夏のマドリードはとにかく暑いのが特徴です。
ただ6月の上旬や中旬はそんなに気温が上がらず、相変わらず朝方は冷えたりすることもありますよ。
7月や8月は日中40度近くまで気温が上がりますが朝10時ごろまでは比較的涼しく過ごしやすかったりもします。
夏にマドリードの広場の見学や街歩きをする場合は午前中の11時くらいまでにするようにして、後は移動に地下鉄やバスなどを活用するのをおすすめします。
またどうしても歩かないといけない場合は日陰を探しましょう。
また空気がカラカラに乾いているので、湿気の多い日本から来た場合は異常に喉が渇くと思います。
大きめボトルのミネラルウォーターを持ち歩くようにしてくださいね。
また日差しも強烈なので紫外線対策もしっかりするようにしましょう。
秋(9月・10月・11月)のマドリードの気温の特徴は?
夏恐ろしく暑いマドリードなのですが、9月に入った瞬間一気に気温が下がります。
9月上旬でも朝方はパーカーやカーディガンが必要になることもあるので注意してくださいね。
また本格的に秋になる10月と11月は真冬並みに寒いです。
10月中旬以降はもう冬物の服と上着がいりますよ。
冬(12月・1月・2月)のマドリードの気温の特徴は?
冬でも温かい場所が多いスペインにおいて、冬のマドリードは東京並みにとことん冷え込みます。
特に明け方は氷点下になることも珍しくなかったりしますよ。
寒い上に曇りの日が多いので、なんとなく憂鬱な雰囲気になることもあります。
そして悲しいことに日本と同じで晴れるとさらに気温が下がってしまいます。
そのくせ冬はクリスマスのイベントなど夜に出かける機会も増えるので、徹底的に防寒体勢を整える必要がありますよ。
2月の半ばから下旬にかけては日中かなり温かくなり、コートを脱いで歩けるような日も出てきます。
ただ朝方や夜は0度に迫る寒さなので、気温の落差からくる体調不良にも気を付けてくださいね。
マドリード観光における季節別の服装の注意点

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さて1年を通して気温の上がり下がりが激しく、さらに1日の間の気温の落差も激しいマドリード。
観光する時の服装にもいくつか注意しておきたい点があります。
それではこちらも季節別に見ていきましょう。
春(3月・4月・5月)のマドリード観光の服装の注意点
春のマドリードでは朝の冷え込みに対応できる服装が必要になってきます。
ただ日中は長袖のカットソー1枚で歩けるくらい暖かくなることが多いので、1枚でしっかり温かくさらに持ち運びしやすいジャケットが必須になりますよ。
小さく折りたたんでポーチに収納できるライトダウンやウインドブレーカーなどがおすすめですよ。
わたしも3月から4月にかけてはライトダウンの搭乗率が相当高くなり、子ども達は長袖のTシャツにソフトシェルのジャケットが定番化しています。
5月に入ると流石にパーカーなど薄めの上着でも大丈夫になりますが、上着を持たずに外出するのは避けるようにしたいですよ。
春の服装の例はこちらになります
・ライトダウンやウインドブレーカー(3月・4月)やパーカーや厚手のカーディガン(5月)
・薄手のニット(3月)か長袖のTシャツまたはカットソー(4月・5月)
・ジーンズやチノパン
・スニーカーなどの歩きやすい靴
夏(6月・7月・8月)のマドリード観光の服装の注意点
夏のマドリード観光の服装ですが6月の間は念のためスーツケースにパーカーなどを入れておくようにしてくださいね。
6月下旬以降は相当暑くなるものの稀に涼しくなることもあったり、マドリードの近郊都市は涼しかったりすることがあるのでカーディガンも持って行っておきたいです。
7月8月ともマドリードではタンクトップやショートパンツなど涼しい格好で少しでも暑さをしのごうとする人がほとんどです。
実際重ね着などをしていると熱がこもって脱ぎ捨てたくなってくるので、とにかく涼しい服装にするのがおすすめですよ。
またいきなり冷えた時のためにスカーフなどを持っておくと便利です。
夏の服装の例はこちらになります
・タンクトップや半袖のトップス
・ハーフパンツや麻など涼しい素材のボトムス
・歩きやすいサンダル
秋(9月・10月・11月)のマドリード観光の服装の注意点
秋になるといきなり防寒対策が必要になります。
9月、10月、11月とどんどん気温が下がっていくので、服装も全然変わってきます。
ということで秋は月ごとに服装例を紹介しますよ。
9月の服装例はこちらです
・パーカーや厚手のカーディガン
・半袖もしくは長袖のトップス(両方持って行きましょう)
・ジーンズやチノパン
・スニーカーなどの歩きやすい服
※スカーフなどがあると便利
10月の服装例はこちらです
・ライトダウンやウインドブレーカー(上旬)またはダウンジャケット(下旬)
・薄手のニットやネルシャツ(上旬)または厚手のニット(下旬)
・ジーンズやチノパン
・ショートブーツなどの歩きやすい靴
※マフラーや手袋それにヒートテックなども念のため持って行く
11月の服装例はこちらです
・ダウンコート
・厚手のニット
・ヒートテック
・暖かい素材のボトムス
・歩きやすいブーツなど
※マフラーや手袋それにニット帽などの防寒グッズが必須に
冬(12月・1月・2月)のマドリード観光の服装の注意点
冬のマドリードはとにかく冷えるので徹底的な防寒が必要になります。
カイロもしっかり持って来ておいてくださいね。
冬の服装例はこちらです
・ダウンコート(ロング丈推奨)
・厚手のニット
・ヒートテック
・暖かい素材のボトムス
・ブーツ
※マフラーや手袋それにニット帽は必須になります
マドリードの気候についてはこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。



まとめ
マドリードの気温の特徴について紹介しました。
夏ものすごく暑いものの暑さは長く続かず、冬はもちろん春や秋も気温が低めなのが特徴です。
夏と冬の気温は日本の東京と似ていますが、春や特に秋は東京よりかなり気温が低めなので注意してくださいね。
またマドリード観光にいい季節は春か秋なのですが一番おすすめなのは9月です。
日中は薄手の長袖1枚で丁度心地いいくらいの気温になり、晴れの日が多くやや穏やかになった日差しに包まれて街が明るく輝いていますよ。
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