スペインの新型コロナウイルス情報①とうとう本格的に流行の兆し!薬局やスーパーからマスクと消毒液が消えた

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イタリア北部で感染が拡大した新型コロナウイルスですが、そのイタリアからの渡航者を中心にスペインでも感染者が増加しています。

1週間前までは2人だけだった感染者が2月25日と26日の2日間で10人と急増しています。

場所もカナリア諸島だけでなくバルセロナやセビリアなどスペイン本土でも確認されてきています。

2月中旬までは対岸の火事的な扱いだったスペイン国内での反応もここ数日でがらりと変わり、テレビニュースでも街の様子も緊迫感が増しています。

ここではマドリード近郊在住のわたしがとうとう新型コロナウイルスが本格的に上陸したスペインの今の様子をお伝えしたいと思います。

スペインの新型コロナウイルス情報②3月上旬はマドリードの感染拡大が深刻な状況に(3月9日更新)
3月9日更新スペインの新型コロナウイルスの感染・被害状況がますます深刻になってきています。首都マドリードでの深刻な感染拡大と、3月3日の夜になって2月13日にバレンシアで肺炎で亡くなった男性が実は新型コロナウイルスに感染していたと発表があり

スペインのスーパーでは買いだめしている人の姿も目立つ

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スペインのバルセロナでスペイン在住イタリア人の新型コロナウイルス感染が確認されたのが2月25日で、この記事はその翌日の2月26日に書いています。

とうとう離島ではなくスペイン本土で初めて感染者が出たのですが、これはとうとうスペインもヤバいかなと思って今日ミネラルウォーターなどを多めに揃えておこうと思って午前中スーパーに買い出しに行ってきました。

すると週の真ん中でいつもならあまりまとめ買いをしている人が少ないスーパーで、一番大きな買い物カートを押している人が多いこと多いこと。

商品を買い占めまでしている人は流石にいませんでしたが、やはりわたしのように今のうちにある程度買いだめしておこうと考える人が結構いるのかなと思いました。

スーパーの商品は品切れはしていなかったものの、お米や水それに常温保存できる牛乳などはいつもより少なめになっていましたよ。

そして今日スーパーを3軒回っても見つけられなかったのが手の消毒液です。

スペインのスーパーには大体どこでも水なしで手をきれいにできる消毒液の小さなボトルが売っているものなのですが、メルカドーナやカルフールそれにディアで全部売り切れてしまっていました。

我が家の場合少し前に買ったものがまだ残ってはいるのですが、なくなる頃にはちゃんとまた入荷されているのかかなり不安です。

マドリード県ではまだ感染者が出ていないのにこの状態なので、もし1人でも感染者が出た場合どうなってしまうのかかなり心配ですね。

スペインの薬局ではマスクや手の消毒液が売り切れに

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スーパーで消毒液が手に入らないので近所にある薬局も4軒ほど周ってきました。

マスクは先週既に売り切れと言われて驚いていたのですが、手の消毒剤ならあるかなと思ったんですよね。

でもやはりどの薬局もマスク・消毒剤ともに売り切れで、さらに来週入ってくる予定にはなっているけどそれも確定ではないと言われてしまいました。

スペインでマスクをつけて歩いている人なんて1人もいないのに、みんないざという時のために家に備蓄しているかもしかしたら医療機関などに優先的に供給されているのかもしれません。

スペインはマスクする習慣がないから余っているだろうと軽く考えていたわたしがバカでした・・・。

スペインで新型コロナウイルスによるアジア人差別は広がってきているか?

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日本のニュースサイトで新型コロナウイルスによるアジア人差別が欧州に広がっているというニュースを目にして、2月11日に“スペインではまだコロナウイルスでアジア人差別はほとんどないよ”という内容の記事をアップしました。

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でもウイルスがイタリアで広がってスペインでも流行1歩手前という状況になってしまい、実は今日街を歩いている時に何かあったらどうしようとちょっとドキドキしていたんですよね。

色んなスーパーを周っていて店員さんはいつも通りフレンドリーだったのですが、やはり警戒した表情でこっちを見て着たり距離を置いたりする人はいましたね。

でもこれは差別されているというよりみんな新型コロナウイルスを怖がっての反応なので、正直仕方ないかなと思います。

わたしもやっぱり中国の人を見かけると態度には出しませんがやっぱりちょっと緊張してドキドキしてしまいますもん。

病院でも普通に対応してもらえた

1月24日のもうイタリアでの感染拡大がニュースになっていた日、実は風邪で咳がひどくなった子供を連れて病院の救急に行ってきました。

熱がなかったので悩んだのですが、診療所の予約が埋まっていたのと耳が痛いと言い出したので念のため連れて行ったんです。

旦那にわたしがゴホゴホ咳をしている息子を連れて病院に行ったらみんなパニックなるんじゃないと冗談半分で言われてちょっとドキドキしていたのですが、受付で最近中国に行ったかどうか聞かれただけであとはごくごく普通に診察が進んでいきましたよ。

待合室で他の患者さんも嫌な顔一つしませんでしたし、看護婦さんも小児科の先生もみんな非常に親切でした。

わたしはともかく子供が差別的な扱いをされたら流石に嫌なので、ほっとして帰ることができました。

ただこんな状況下でも病院の救急で受付の人も看護婦さんもお医者さんも誰一人としてマスクをしていませんでした。

ただいつもはそんなことないのにいたる所に手の消毒液が置いてあったので、警戒しているのは確かなんだと思います。

まとめ

新型コロナウイルスがこれから広がって行きそうな兆しが見えてきたスペインの状況をお伝えしました。

マドリード県は今週の金曜日から学校だけ4連休になるので、その間の感染拡大情報を見て休み明け子供を学校に行かせるかなど色々考えないといけないなと思っています。

スペインでも新型コロナウイルスは80%の感染者が無症状か軽い風邪の症状なので心配しすぎる必要はないと言われているものの、上の子は喘息持ちでわたしは基礎疾患持ちですからね。

マスクは手に入りませんでしたが、これからかなり注意していかないとと思っています。

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