スペイン旅行でやりたいこと・できること15選!色々ありすぎて何日あっても足りない

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スペイン旅行するかどうか迷っていたり他の国とスペインどちらに行くべきか迷っていたりする場合、スペイン旅行で一体どんなことができるのかずばり知りたいのではないでしょうか。

スペインというと世界遺産が世界で一番多い国なのですが、世界遺産以外にも沢山の見どころがあります。

世界中から観光客を集める人気の旅行先だけあって、好みに合わせて色々な楽しみ方ができるんですよ。

そこでここではスペイン旅行でできることを15個、現地在住のわたしの体験も交えて紹介していきましょう。

世界遺産の建築物を観光

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スペイン観光というと一番最初に思い浮かぶのはやはり世界遺産、それも個性豊かで壮大な建築物の数々ではないでしょうか。

スペインにある世界遺産の建築物というと、

・バルセロナにあるサグラダファミリア教会に代表されるガウディの建築物

・イスラム建築の最高傑作とも言われるグラナダのアルハンブラ宮殿

・イスラム文化とカトリック文化が交じり合うコルドバのメスキータ

・可憐なゴシック様式のブルゴスの大聖堂

・ヒラルダの塔が印象的なセビリアの大聖堂

・エスコリアルの王立修道院

など本当に多彩です。

大胆で洗練されすぎていないスペインの建築物の迫力をぜひ生で味わってみてください。

世界遺産の街を観光

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スペインには旧市街全体が世界遺産になっている町がいくつもあります

・古都トレド

・セゴビアの旧市街

・サンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街

・サラマンカの旧市街

・歴史要塞都市クエンカ

・アビラの旧市街

・アランフエスの歴史的景観

・アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区

などがこれに当たりますよ。

例えばトレドやサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂やセゴビアのアルカサルや水道橋などその町を象徴する見どころはあるものの、ここにあげた町は町自体に独特の個性や魅力が宿っていて散策するのが本当に楽しいです。

マドリードから日帰りで行けるスポットも多いので、どこか1か所だけでもぜひ訪れてみてくださいね。

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美術館でゴヤやピカソなど巨匠の傑作を鑑賞

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スペインはこれまでゴヤやベラスケスそれにピカソやダリなど世界の美術史に名を刻む天才画家たちを輩出してきました。

そして彼らの最高傑作はマドリードの美術館通りで思う存分堪能することができます。

美術館通りにある3つの主要美術館は

・プラド美術館

・ソフィア王妃芸術センター

・ティッセン=ボルネミッサ美術館

です。

プラド美術館はスペイン王家のコレクションを展示している国立美術館で、宮廷画家として活躍したベラスケスの『ラスメニーナス』やゴヤの『マドリード、1808年5月3日』 など名画中の名画がずらりと並んでいます。

エル・グレコの『羊飼いの礼拝』やボッシュの『快楽の園』といったその世界観に吸い込まれそうになるような作品も多数ありますよ。

わたしもそうなのですが絵画を見るのが好きな方は1日中いても飽きないと思いますよ。

ソフィア王妃芸術センターはあのピカソの『ゲルニカ』を見ることができます。

わたしも一度行ったことがあるのですが、本当に『ゲルニカ』を見るためだけでも十分に行く価値があると思えるくらい凄い絵です。

またダリの摩訶不思議な世界観にもどっぷりハマってしまいましたよ。

ティッセン=ボルネミッサ美術館は13世紀から20世紀まで幅広い年代と地域の絵画を一挙に集めた場所です。

印象派の絵画も多いので、印象派好きの方はとくに必見ですよ。

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マドリードの王宮や近代的な建築物を鑑賞

首都のマドリードには世界遺産こそ少ないのですが、

・王宮

・シベレス宮殿

・アルカラ門

・マヨール広場

といった18世紀前後に建てられた壮大な建築物を有します。

スペインが今のようなカトリックの国になってからの代表的な建物でもあり、歴史的背景も興味深かったりしますよ。

このような建物を通して近代スペインの魅力にも触れてみたいですね。

地中海のビーチで泳ぐ

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文化財ばかり紹介してきましたがスペインには地中海のビーチリゾートとしての魅力もあります。

特にヨーロッパではスペインというと夏にバカンスで行く場所というイメージが強く、バルセロナやバレンシアそしてアンダルシア地方のビーチが一気に国際色豊かになります。

スペインにはマルベージャなどの高級リゾート地もあるものの、マラガなどの大都市のビーチでも素朴で家族でワイワイ楽しめるところがほとんどです。

その気取らなさがのんびりリラックスできる秘密でもありますね。

個人的にスペインでビーチを楽しむならネルハかタリファをおすすめしますよ。

バルでスペイン料理を堪能

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スペインは他の地中海の国に負けず劣らずの美食の国でもあります。

パエリアやスパニッシュオムレツなどは日本でもかなり有名ですし、それ以外にも魚のフライやイワシの炭焼きにムール貝、クロケッタやエンサラジータ・ルサなど美味しい料理が目白押しですよ。

スペインのバルで冷たい飲み物を飲みながらおいしい食べ物をつまむのは至福の時間の一つです。

朝食にテラス席でチュロスを食べる

スペインの朝食の定番というとチュロスです。

チュロスというと日本のドーナツ屋さん等にあるチュロを思い浮かべるかもしれませんが、スペインのチュロスはそれ自体は甘くない細長い揚げパンなんですよ。

それをチョコレートやカフェオレに浸して食べるのですが、これがとっても美味しいんですよ。

ぜひ朝食やおやつとして食べていただきたいのですが、お天気のいい日ならカフェのテラス席で食べるのがよりスペインらしいです。

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タブラオでフラメンコを鑑賞

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フラメンコが好きでスペインに行きたいと考えている方も多いと思います。

またそうでなくてもせっかくスペインに行くなら本場のフラメンコも見ておきたいですよね。

フラメンコの情熱的な踊りと切ないギターの演奏や歌は見るものの感情を揺さぶります。

そしてそんなフラメンコの公演を見られるのがタブラオと言われるレストランとステージが一体になった場所になります。

タブラオが沢山並ぶのはフラメンコ発祥の地ともいわれるセビリアと首都のマドリードです。

実力のあるフラメンコダンサーはマドリードに集まると言われているのですが、やはりフラメンコにはアンダルシアの街の雰囲気の方がピッタリマッチする気がします。

情感も含めてフラメンコのルーツを楽しむならセビリアのタブラオかグラナダのジプシーの洞窟をおすすめしますよ。

アンダルシアの白い村の観光

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アンダルシア地方にはすべての建物の壁を真っ白に塗った白い村が点在しています。

アンダルシアの白い村として世界遺産にも登録されていてスペイン内外で観光地として人気を集めていますよ。

白い壁に赤い花が咲く植木鉢が並んでいる写真を見たことがある方もいるのではないでしょうか。

この白い村は元々スペインをアラブ王朝が支配していた時につくられたもので、村の防衛を考えて断崖絶壁の上や谷底などに位置していることがほとんどです。

ミハスフリヒリアナなど観光地化している場所ももちろんかわいいのですが、

・アルコス・デ・ラ・フロンテッラ

・べヘル・デ・ラ・フロンテッラ

・セテニル

・カサレス

などは秘境的な雰囲気も残っていてより魅力がありますよ。

ひまわり畑を見に行く

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スペインというとひまわり畑も人気ですよね。

スペインにあんなにひまわり畑が多いのはスペインの人たちがひまわりの種を食べるのが大好きだからで、花を楽しむためではないんです。

しかもスペインの人たちはなぜひまわり畑があんなに観光客に人気なのか不思議で仕方がないようなんですよね。

とはいうものの何度か満開の時にたまたま近くを車で通ったことがあるのですが、見渡す限りずらりと並ぶ大量のひまわりの花々の迫力に圧倒されますしやっぱりテンションが上がります。

ひまわり畑が多いのもアンダルシア地方でセビリア周辺かコルドバからマラガにつながる道路沿いなどで見ることができますよ。

見ごろは5月から6月にかけてですが、その年の気候によってもう少し後にずれることもあります。

ひまわり畑を見る場合はレンタカーを借りてひまわり畑沿いの国道をドライブするか、セビリアならタクシーの運転手さんがよく見える場所まで連れて行ってくれるようですよ。

スペイン3大祭りを体験

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スペインはお祭り好きという一面も持っています。

しかもちょっと危険なお祭りが多く、日本でも牛追い祭りやトマト祭りが広く知られていますよね。

もし旅行する時期を合わせられるならスペイン3大祭りを鑑賞するのもいいですよね。

スペインの3大祭りというのは

・セビリアの春祭り(4月)

・バレンシアの火祭り(3月15日から19日)

・パンプローナのサン・フェルミン祭り(牛追い祭り)(7月6日から14日)

です。

この中でもセビリアの春祭りはまさにお祭りといった雰囲気の、美味しい食べ物や歌と踊りに彩られた楽しいお祭りです。

お祭りの機関女性は小さい子からおばあさんまでフラメンコの衣装で町に繰り出し、セビジャーノというフラメンコを簡単にしたような踊りを踊ります。

また移動式遊園地が登場したりバルの屋台が登場したりお祭り会場はあちこちから笑い声が聞こえて本当ににぎやかです。

アンダルシア地方では春から夏にかけてどんな小さな町でも同じようなお祭りが開催され、8月のマラガのお祭りも有名ですよ。

バレンシアの火祭りではファヤという巨大な人形が町に出現します。

なぜ火祭りなのかというと最終日の夜にその人形を街中で燃やしてしまうからなんですね。

大きい人形が炎に包まれるさまは神秘的でありまた迫力もありますよ。

パンプローナのサン・フェルミン祭りはいわいる牛追い祭りのことです。

闘牛場をゴールに町の細い道を闘牛と白いシャツに赤いスカーフを巻いた大勢の男性が一緒に疾走する姿は、今でこそ馴染み深いものになりましたがやはり相当クレイジーでもありますね。

“生で見てみたい”という方もいるかもしれませんが、サン・フェルミン祭り開催中パンプローナはものすごく混雑し治安もかなり悪化するので十分注意するようにしてください。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩く

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スペインにヨーロッパで有数の格式高いカトリックの巡礼路があるのをご存知でしょうか?

スペイン北部のサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂を終着点とするこの巡礼路はスペイン中にいろんなルートがあるのですが、特に有名なのはフランスからピレネー山脈を越えスペイン北部を縦断するルートです。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂はかつて聖ヤコブのお墓があった場所に建てられたといわれており、巡礼はなんと10世紀頃から現在まで続いています。

またサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路として世界遺産にも登録されているんですよ。

徒歩で行くと丸1か月ほどかかるのですが未だに沢山の人が巡礼に訪れ、巡礼路には巡礼者が安く泊まれる休憩所のようなところも設置されています。

また自転車で巡礼する人や、巡礼路の一部だけ歩く人もいるんですよ。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の目印はホタテ貝になっていて、巡礼路のあちこちで見かける他巡礼者たちが杖につけて持っていることが多いです。

スペインきってのパワースポットなのでゴールの大聖堂から逆算して2,3日分くらい歩いてみるのはいかがでしょうか。

世界自然遺産を満喫

スペインの世界遺産というと大聖堂などの建築物がまず浮かぶかもしれませんが、スペインには自然遺産も多いんです。

・カナリア諸島テネリフェ島のテイデ国立公園

・カナリア諸島のラ・ゴメラ島のガラホナイ国立公園

また複合遺産である

・ピレネー山脈のペルデゥ山

などがそうなのですが深く豊かで壮大な自然の力強さと美しさを体全体で感じることができるスポットです。

わたしはピレネー山脈のペルデゥ山を有するオルデサ国立公園に行ったことがあるのですが、そこに広がるほぼ手付かずのような荒々しい自然のスケールの大きさに衝撃を受けました。

国立公園の外でもピレネーの山道を車で走っていると結構な確率で上空を鷲が弧を描いて飛んでいたり、中世から時間が止まったような小さな町が沢山あったり、泳げる川があったりと1週間の滞在期間があっという間に終わってしまいましたよ。

また氷河からできたイボン(ibon)と呼ばれるエメラルドグリーンの水が輝く湖の美しさには本気で言葉を失ってしまいました。

ホテルはもちろんキャンプ場も多く、スペインでアウトドアを楽しみたい方におすすめします。

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ワーナー・パークでアトラクションを満喫

実はスペインにも大型テーマパークがあるんです。

マドリード郊外にあるワーナー・パークはワーナー映画の世界を再現したいわばユニバーサルスタジオのようなテーマパークです。

人気はあるものの日本のディズニーランドやUSJほどめちゃくちゃ混雑しているわけではないのでのんびりと遊べますよ。

バッグス・バニーが登場するショーやスーパーマンやバッドマンなどマーベル映画のキャラクターにちなんだアトラクションを楽しんでくださいね。

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イビサのディスコで踊りあかす

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スペインのバレアレス諸島の1つであるイビサ島は旧市街が世界遺産に指定されている文化的な景観をもつ美しい島です。

でもこの島の一番の魅力は夏の間夜通しパーティーが繰り広げられるディスコなんです。

イビサのディスコにはヨーロッパだけでなく北米からも沢山の人があるまり、世界的に有名なDJが来ることも珍しくありません。

昼は観光と海水浴、夜はパーティー三昧というスペインでも他にない楽しみ方ができる場所なんですね。

まとめ

スペインでできることやしたいことをずらりと15個並べてみました。

改めて見てみると本当に色んな魅力がある国なので、旅行プランの組み方によって全然違う楽しみ方ができてしまいますね。

王道の世界遺産を周ってもいいですし、山やビーチで自然と触れ合うのもリフレッシュになっていいですよ。

お好みに合わせてスペインの色んな見どころを堪能してくださいね。

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