初心者向けスペインのワインの選び方!おすすめの産地やラベルの見方など

スペインというとワインの産地としても有名ですね。

「スペインに行ったら絶対ワインを飲みたい!」、「スペイン土産にワインを買って帰りたい!」という方も沢山いるのではと思います。

ただスペインのスーパーに行くとびっくりするくらい沢山のワインが並んでいたりします。

そこからよさそうなワインを選ぶのって結構至難の業どころか、スペインのワインについてよく知らないと値段と白ワインか赤ワインかだけであてずっぽうで選ぶことになりかねません。

でも安心してください、ワインについて全くの初心者でもスペインワインを選ぶ2つのポイントさえ知っていれば、ある程度おすすめワインの目星をつけることができるんです。

ここではスペイン在住のわたしが、初心者向けの産地と熟成度だけを見るスペインワインの選び方を紹介しますよ。

産地で選ぶスペインのおすすめワイン

スペインのワイン(=Vino)を選ぶ時はまずは産地を確認しましょう。

スペインのワインのラベルにはほとんどの場合銘柄と一緒に産地が記載されています。

赤ワイン・白ワインともにスペインには有名な特産地があり、そこでつくられたワインはやはり一定の品質が確保されています。

山のようにあるスペインワインの銘柄をいちいち覚えるのは大変ですが、産地だったらわりと簡単に頭に入れておけますよ。

赤ワインならリオハ(Rioja)

スペインで赤ワインを探しているならリオハ(Rioja)でつくられたものを選んでまず間違いないでしょう。

赤ワインはスペイン語でティント(Tinto)なのですが、赤ワインのことをリオハ(Rioja)と呼ぶこともあるくらい代表的な産地です。

テンプラニージョという品種が主に使用されていることでも知られていますね。

またデノミナシオン・デ・オリヘンと呼ばれるスペインの原産地呼称制度において、リオハ(Rioja)は最高のランクを得ているんですよ。

こう言うと値段が高いんじゃないのと思うかもしれませんが、スーパーでラベルに“Rioja”と書かれているワインを見ても値段は本当にピンからキリです。

€30以上するものもあれば€2くらいのものもあるので予算に合わせて選ぶことができますね。

わたしが旦那に選ぶ€3以下のワインにはいくらリオハ(Rioja)でも当たり外れがあるのですが、個人的には€4から€10くらい出せば十分おいしいものが手に入ると思います。

白ワインならリアス・バイシャス (Rias Baixas)

スペインと言うと赤ワインの方が有名なのですが、白ワイン派だという方ももちろんいらっしゃると思います。

スペイン語で白ワインはヴィノ・ブランコ(vino blanco)ですよ。

白ワインの場合はリアス・バイシャス (Rias Baixas)という産地のものがおすすめですよ。

こちらもデノミナシオン・デ・オリヘンに認定されていて、アルバリーニョ種というブドウを使って生産されているのが特徴です。

安くておいしいと評判のバルデペニャス(Valdepeñas)

1人飲み用に安くておいしいワインが欲しいという方は、バルデペニャス(Valdepeñas)のものを探してみてください。

バルデペニャス(Valdepeñas)もデノミナシオン・デ・オリヘンに指定されているワインの産地なのですが、リオハ(Rioja)に比べると値段が安めでしかも結構おいしいと評判なんです。

先ほど家にある赤ワインを見てみたのですが、3本中2本がバルデペニャス(Valdepeñas)のものでした。

€3以下のワインですがうちの旦那は美味しいと言って飲んでくれていますよ。

バルデペニャス(Valdepeñas)のワインは赤ワインが多いですが、白ワインも見かけます。

産地の次に見たいのが熟成具合

ラベルで産地を確認したら次はそのワインの熟成度を見ましょう。

スペインのワインはどれくらいの期間熟成せたかでこの3つのカテゴリに分けられています。

・グラン・レセルバ(Gran Reserva)

・レセルバ(Reserva)

・クリアンサ(Crianza)

赤ワインの場合グラン・レセルバだと5年以上、レセルバだと3年以上、クリアンサだと2年以上の熟成期間を経ていることになり、それぞれ樽の中で熟成する最低期間も設けられています。

ワインはやはり長く熟成させるほど深い味わいが出るのと、熟成期間が長くなればなるほどその分手間もかかっているので同じ銘柄で比べるとグラン・レセルバが一番値段が高いです。

大切な人やお世話になった方へのプレゼントにするならリオハ(Rioja)のグラン・レセルバを選ぶのをおすすめしますよ。

ただグラン・レセルバの深い味わいがいいかクリアンサの軽めの味わいがいいかは好みによるともおもうので、友達同士でワイワイ飲んだり自分一人でまったり楽しむ場合は色々な熟成度のものを飲み比べてみるのも楽しいのではないでしょうか。

またこの3つの熟成度にくわえてホベン(Joben)というさらに熟成期間が短いものも結構見かけますよ。

スペインのワインにはカバやシェリーもある

volkerschoen / Pixabay

ここまで赤ワインと白ワインという王道ワインを紹介してきましたが、スペインにはそれ以外にも個性的なワインがあります。

パーティーに欠かせないスパークリングワインや食前酒など気になるワインが揃っているので、こちらも詳しく見ておきましょう。

カバはスペインのスパークリングワイン

カバはスペインのスパークリングワインで、フランスのシャンパンのような存在です。

カタルーニャ地方で主につくられているのですが、シャンパンより値段が安くさらに質の面でも高く評価されています。

スペインではクリスマスのディナーや新年を祝う乾杯などに欠かせない飲み物なんですよ。

食前酒の代表シェリー酒

食前酒として知られるシェリー酒ですが、イギリス発祥と思っている方も結構多いのではないでしょうか。

でも実はシェリー酒はスペインのアンダルシア地方のへレス県の特産品なんですよ。

スペインでは実際“シェリー”ではなく“ヴィノ・デ・へレス(へレスのワインの意味)”と呼ばれています。

白ブドウを原料にしていて、甘口や辛口などの風味によって微妙に作り方が違うのも特徴です。

マラガにも独自のワインが

あまり知られていないのですが実はマラガにも独自のワインがあります。

ポルトワインと同じリキュールワインで、こちらも食前に飲まれることが多いですよ。

色合いは濃い茶色に近く甘みが強いのが特徴で、いくつかの違う熟成年数のワインを混ぜるという製法をとっています。

マラガに行くとスーパーでも売っているので、ぜひ一度試してみてくださいね。

赤ワインを使ったティント・デ・ベラーノやサングリアも人気

Ben_Kerckx / Pixabay

スペインには赤ワインを使って作る

・ティント・デ・ベラーノ

・サングリア

という飲み物があります。

ティント・デ・ベラーノは“夏のワイン”という意味で、実際に暑い夏場に好んで飲まれます。

赤ワインとソーダもしくはファンタレモンを混ぜて作り、氷を入れてキンキンに冷えた状態で飲みますよ。

サングリアは赤ワインにフルーツなどを漬け込んで作るものです。

甘くて口当たりがよく食事のお供としても好まれますよ。

ティント・デ・ベラーノやサングリアはレストランやバルで飲むのはもちろん、スーパーでもペットボトル入りの商品が売られていたりするので気になる方は試してみてくださいね。

 

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まとめ

スペインワインを選ぶ時の簡単なポイントやスペインにある個性的なワインを紹介してきました。

わたしのような初心者の方は産地と熟成具合だけを見て選ぶのが一番簡単です。

後は値段との相談になると思うのですが、スーパーで買う場合はお値段もお手頃になっています。

お土産にするのはもちろんぜひご自分でもスペインの美味しいワインを飲んでみてくださいね。

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