スペイン人の結婚観は?事実婚を選ぶ人が多い事実や結婚後の夫婦の関係も紹介

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結婚というのは人生の中で重要な意味を持つというのはどの国でも同じですが、結婚観については国によってかなりかわりますよね。

日本とスペインの結婚観もかなり違うので、驚くことも多かったりしますよ。

これからスペインで生活する予定だったり、今スペイン人と付き合っているという方は、スペインの人たちが結婚についてどんな風に考えているのか気になるのではないでしょうか。

ここではスペイン人の旦那とスペインで暮している経験から、スペイン人の結婚観を紹介していきますよ。

スペイン人の結婚観

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スペインの人にとって結婚は人生の一大イベントであることは確かです。

それは結婚式のパーティーの豪華さ・盛大さを見てもわかります。

ただ年々、特に今の40代より下の世代の人には、結婚という形式にこだわらない人も多く、事実婚を選んでいる人もかなり多いんですよ。

家族は大切、でも結婚という形を重要視しない人も多い

スペインは一旦恋人同士になるとそのまま家族ぐるみの付き合いになり、交際が長くなると同棲を始めるカップルも多いです。

また結婚しないまま計画的に子供をつくることもめずらしくなく、籍を入れずにそのまま家族として一緒に暮らし始めるのもごくごく普通のことだったりします。

事実婚が多いといっても、スペイン人がパートナーとの関係や子供を大切にしていないというわけではありません。

むしろ逆に事実婚でも自分のパートナーや子供をものすごく大切にする人が圧倒的に多いんですよ。

日本では結婚をしないというとパートナーをそこまで大切に思っていない・愛していないみたいに感じてしまいがちですよね。

でもスペインの人にとってはパートナーを愛していたり大切に思う気持ちが何より大切で、お互い本当に愛し合ってるなら結婚という形式にこだわる必要はあまりないというふうに考える人が多いんです。

スペインでは結婚しても苗字が変わるわけではなく、男性も女性も経済的な自立を維持するのが普通です。

そしてさらに結婚の手続きが面倒で時間がかかるのもあるので、“わざわざ結婚しなくてもこのままでいっか”と考える人が多いのも何となくうなずけるんですよね。

また同棲しているカップルや子供のいるカップルは結婚していなくても社会的に“夫婦”と同じように扱われます

スペインではお祝い事やパーティにはカップルで出席するのが普通なのですが、ここで結婚しているかどうかは殆ど重要視されません。

子供の学校のママ友や旦那の家族・友達でも結婚していると思い込んでいたのに実は事実婚だったというカップルが結構いたりします。

でも事実婚でも正式に結婚しているカップルが周りから区別されることはなく、あたり前の家族の形のひとつとしてとらえられているんですよ。

事実婚を届出するパレハ・デ・エチョ(Pareja de hecho)という制度が存在

このようにスペインでは事実婚が多いのですが、実は事実婚にも2種類の関係があるんです。

1つはいわば何の届け出もしない彼氏・彼女のままでいる関係で、もう一つはパレハ・デ・エチョ(Pareja de hecho)という公的な事実婚の届け出をしている状態です。

パレハ・デ・エチョ(Pareja de hecho)は公式に役所にパートナーであることを届け出ているものの、結婚している夫婦と比べると相続や遺族年金の受け取りに制限が出る場合があります。

ただ別れる時にも届出が必要になるので、普通の彼氏・彼女よりその関係に責任が伴うんですね。

またスペイン人と外国人がパレハ・デ・エチョ(Pareja de hecho)をした場合、配偶者と同じようにスペインの在留届を申請することができるんですよ。

このようにスペインでは法的にも多様なカップルの在り方が認められています。

といっても特に女性にとって結婚は大切なことであることも

事実婚と結婚のステータスが変わらないスペインですが、わたしたち日本人は事実婚のまま子供を持ったりするのに抵抗がある人も多いですよね。

わたしもうちの主人が結婚制度に懐疑的な人で最初パレハ・デ・エチョ(Pareja de hecho)を提案されたのですが、嫌だと言って断った経緯があります。

スペイン人に結婚という制度をあまり重要視しないカップルが多いとはいうものの、中にはやはり結婚というステップを大切に考えている人もいます

それが顕著になるのが結婚式のブーケトスなんですよね。

“結婚式で花嫁のブーケをキャッチすると次に結婚できる”という迷信(?)があるのはスペインも同じです。

日本は結婚式のブーケトスでは遠慮気味になる人が多いですが、スペインでは本気の奪い合いが展開されます。

そして事実婚のパートナーがいてもこれに参加する人も結構いるんですよ。

なのでスペイン人はわざわざ結婚することを選ばない人が増えてきているとは言うものの、変わらず結婚に意味を見出す人がいることも確かです。

スペインの結婚した後のパートナーシップの特徴

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スペインで結婚したり事実婚関係になった後のパートナーシップは一体どんな感じなのでしょうか。

スペインで会社で残業や休日出勤がほとんどなかったり、仕事の後職場の人と飲みに行ったりする習慣がないこともあり、夫婦や家族で過ごす時間が長いです。

休日に友達と出かけるとしても旦那さんや奥さんを伴って集まることが多く、生活の中心に夫婦や家族の関係がありますよ。

スペインでは結婚しても子供ができても男女の関係を大切に

もしかしたらスペイン人男性は情熱的なので、結婚してからもひんぱんに奥さんに花を贈ったり愛をささやいたりしているイメージがあるかもしれません。

これは流石にあまりなくて結婚して長い年月が経ったり子供ができたりすると、例えスペインのひとであっても夫婦の関係がのんびりしたものに変わって行くことが多いです。

ただたまに子供を実家にあずけて2人でデートしたりと男女の関係でいつづけることは大切にしています。

“パパとママ”という関係になってしまうことはあまりないんですよ。

親戚づきあいがより濃厚に

結婚する前からスペイン人カップルはお互いの実家によく行き来するのですが、結婚するとそれがさらに濃厚になります。

特に子供ができると週末どちらかの実家で食事をしたり兄弟カップルで集まるのが定番になりますよ。

わたしは違うのですが義理の兄弟姉妹で親友のように仲良くなってしょっちゅう出かける人も結構いて、親戚同士でもつながりも強くなることが多いです。

 

スペインの驚きの離婚率についてまとめた記事があるので、合わせて見てみてくださいね。

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まとめ

スペイン人は事実婚が多いというものの、これまで会った日本人とスペイン人のカプルは結婚している人ばかりです。

わたしのように事実婚に抵抗がある人が多いのと、事実婚だとスペインでは夫婦と変わらない扱いでも、日本の法律上でのスペイン人パートナーや子供の地位がかなりあやふやになってしまうのでこれは妥当なんじゃないかと思います。

スペイン人の恋人との付き合いが安定してきたら、将来のことや結婚について話をすることも出てくると思います。

その時にスペイン人の結婚観が日本のそれと相当違うことを知っていると、より冷静に話し合いができるのではないかと思いますよ。

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