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観光や留学それにワーホリなどでこれからスペインに行く、行きたいなと考えているという方はスペインが一体どんな国なのか気になるのではないでしょうか。
実際に現地で暮してみて思うのがガイドブックの華やかな写真ももちろんスペインらしい風景ではあるのですが、そこからわかることはスペインのほんの一面にしか過ぎないです。
地元の人たちの生活やふとした時に目に入る風景は観光地とは違った素朴で力強いまた違った魅力にあふれていますよ。
そこでここではスペインの素の姿をしりたい、文化や歴史をもっと深く知りたいという方のために、スペインについて書かれた本を7冊紹介します。
スペインに興味がある方もそうでない方も、ぜひチェックしてみてくださいね。
『スペイン七千夜一夜』堀越 千秋
堀越千秋さんは絵画の勉強のために留学生としてスペインに渡ったのをきっかけにスペインをこよなく愛し、その後スペインを拠点に活躍するようになった画家です。
2019年に亡くなったのもマドリードででした。
そんな堀越さんはスペインでの生活について書いたエッセイを数多く残しています。
わたしはこの『スペイン七千夜一夜』をスペインに来て間もない頃こっちで出会った日本人の友達に借りて読んだのですが、ものすごく的確なスペイン評に思わず笑ってしまいました。
スペインの人やここでの生活ををものすごく辛口で評しながらもスペインへのことが本当に好きなんだろうなと思わせる毒舌気味の語り口から、素のスペインを知ることができますよ。
さらにフラメンコにかける情熱はアンダルシア人並みで、フラメンコの本質や深みに触れることができます。
また海外に移住してそこの社会に溶け込んで生きていくと言ことはどんなことなのかも感じることができました。
飾らないスペインの姿を垣間見ることができる作品です。
ブックオフの文庫本はこちらから。
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【中古】 スペイン七千夜一夜 集英社文庫/堀越千秋(著者) 【中古】afb 価格:110円 |
電子書籍版はこちらから。
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価格:495円 |
『絵に描けないスペイン』堀越 千秋
『絵に描けないスペイン』も同じく堀越千秋さんのエッセイです。
『スペイン七千夜一夜』は1990年代に描かれたものなのですが、こちらは2000年代に描かれた比較的新しい書籍になりますよ。
スペインと日本を行き来する中で堀越さんが感じたことや面白いエピソードが鋭い感性と独特の視点で語られています。
やはり毒舌気味でも楽しく読めるのはスペイン愛に溢れているからですね。
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価格:2,970円 |
『スペインの食卓から』おおつきちひろ
『スペインの食卓から』はスペイン好きが高じてお子さんと一緒にスペイン留学し、さらにスペイン料理の研究科にまでなったおおつきちひろさんのエッセイです。
スペインの文化についてふれられている他、本格スペイン料理のレシピまで知ることができます。
電子書籍版はこちらになります。
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価格:825円 |
『情熱でたどるスペイン史』池上 俊一
池上 俊一さんの『情熱でたどるスペイン史』はスペインの非常に複雑な歴史を“情熱”をキーワードにわかりやすくまとめてくれています。
スペインの歴史は簡単にまとめようがないくらい複雑で、自力でたどっていくと途中でわけがわからなくなってしまいがちです。(こちらの記事参照。)
これを読むとスペインの歴史や文化に加え、なぜカトリックの国にアルハンブラ宮殿やメスキータなどイスラム文化の建築物が多く残っているのかといった疑問がすっきり解消しますよ。
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価格:1,056円 |
『現代スペインを知るための60章』坂東 省次
坂東 省次さんによる『現代スペインを知るための60章』はタイトルの通り、現代から現在のスペイン社会の抱える問題について鋭く掘り起こされています。
日本ではあまり知られていない1970年代まで続いたフランコによる独裁時代について詳しく説明されている他、カタルーニャやバスクの独立問題などについて現地在住者の視点で詳しく解説されています。
今のスペインの社会状況や文化を知ることができますよ。
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現代スペインを知るための60章 (エリア・スタディーズ) [ 坂東省次 ] 価格:2,200円 |
『スペインレコンキスタ時代の王たち 中世800年の国盗り物語』西川 和子
スペインの歴史を語るうえで8世紀から15世紀まで続いたレコンキスタは避けて通れません。
この『スペインレコンキスタ時代の王たち 中世800年の国盗り物語』ではカトリック勢力がイベリア半島をイスラム王朝から奪還し、今のスペインの基礎を作り上げるまでの歴史が裏側まで詳しく語られています。
当時のカトリック勢力は小さな王国の集まりだったのですが、それがどのように統一されて行ったのかがしっかりわかりますよ。
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スペインレコンキスタ時代の王たち 中世800年の国盗り物語 [ 西川 和子 ] 価格:2,420円 |
『「スペインの最も美しい村」全踏破の旅』吉村 和敏
『「スペインの最も美しい村」全踏破の旅』はスペインのよく知られた都心部ではなく、地方にある美しい村たちをめぐる吉村 和敏の写真集です。
スペインの「最も美しい村」連に認定されえている79の村が全て登場し、スペインの田舎の情緒あふれる風景をたっぷり鑑賞することができます。
みんなが行くような人気観光地とはまた違うスペインの風景をのぞき見してみてください。
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価格:3,080円 |
こちらの記事もぜひ合わせてみてくださいね。

まとめ
観光で訪れた時に見えるスペインの風景と実際底に住んでみてみえてくるものは、当たり前かもしれませんがやはり違います。
どちらもスペインの顔には他ならないのですが、なかなか見えない素の部分やあまり詳しく知らな歴史を知ることができるともっとスペインに興味がわいてきそうです。
ここではスペインを深く知ることができる本を7冊厳選して紹介しました。
これからスペインに行く予定がある方はぜひ一度読んでみてくださいね。
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