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国際結婚を機にスペインへ移住してなんだかんだ9年目を迎えました。
わたしはもともとヨーロッパの文化に興味があって独身時代ワーホリしたりよくヨーロッパの国を旅行して周ったりしていたのですが、それでもここに住み始めて最初の頃は戸惑うことも多かったです。
こっちに来てからこっちで暮らす日本人やスペイン以外の国から来ている外国人と話す機会も結構あったのですが、結構
・色々不満や大変なことはあるけどなんだかんだスペインになじんでいる人
・とにかくスペイン生活が辛くて自分の国に帰りたがっている人
に別れたりします。
スペイン生活を楽しむ人も合わない人もそれぞれの感情なので、スペインが合わない帰りたいと言っている方について自分がそこそこ馴染んでいるからと言って悪く思ったりは全然しないです。
でも海外生活って合わない人は本当に辛いものなんだろうなとは思うんですよね。
そこでここではわたしが海外に9年住んでみて感じる、海外生活に向いていない人と向いている人の特徴を紹介したいと思います。
これから海外移住を考えている方はぜひチェックしてみてくださいね。
海外生活に向いていない人の特徴

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まずは海外生活に向いていない人の特徴から上げていきます。
ここにあげるような特徴がある人は海外でストレスをためやすい傾向がありますよ。
ことあるごとに日本と住んでいる国を比較する人
こっちでスペインでの生活が嫌だと言ってる人の話を聞くと、”日本ではこうなのにこっちは違う”というふうに愚痴を言っていることが多いです。
”日本のお店のサービスはこうなのにこの国ではそうじゃない”
”日本人は電車の中で静かだけどこっちの人は大声で話しまくる”
”日本の市役所は好きな時に行くとその場で対応してくれるのに、こっちだと予約なしでは対応してくれないし予約がとりにくい”
みたいな感じですね。
たしかにスペインで暮していて特に公的な機関の対応について”なんなんだこいつら”と怒り爆発になることは結構あります。
ただ外国の社会システムと日本のそれは違うのが当たり前なので、ことあるごとに日本とその国を比べてしまうとストレスがたまりやすいです。
特に外国で暮らし始めると日本のいいところばかりを思い出すというのは海外生活あるあるなので、一旦日本については忘れるくらいの気持ちでいる方がいいと思いますよ。
1人でいるのが苦手な人
海外生活を始めたばかりの頃は当然周りに家族も友だちもいないので1人で過ごすことになります。
わたしのように結婚を機に移住で旦那がいる場合でも、旦那が仕事に行っている間など1人になる時間は長いです。
なので1人の時間があまり苦にならない人ならこの期間もあまり苦にならないのですが、そうでないとかなり寂しい思いをすることになります。
語学学校に行ったりすると友達ができやすいものの短期で来ている人も多いですし、そうそうご近所さんとすぐに仲良くなれるわけでもないんですよね。
海外で信頼できる友達を見つけるのは結構時間がかかります。
なので一人でいるのが何より苦痛だという方は結構大変だとですよ。
色んな事を気にしすぎる人
スペインのように外国人が比較的多い国であってもアジア人は住宅街にいるとやはり目立ちます。
道やバスの中などでチラチラ見られることも結構あったりします。
これを”アジア人が珍しいんだな”くらいで流せるか、”この人アジア人を差別してる!”と思うかによって、ストレスの度合いが全然違います。
一度差別されていると思ったら地元の人のほんの些細な行動でも気になってしまってどんどん悪循環に陥ってしまいます。
そうすると自分の中でのこっちの人に対するイメージがどんどん悪くなって周りの人になじんでいきにくくなってしまうんですよね。
暴言を吐かれたりするなら毅然と対応するのがいいですが、ちょっとした視線などは気にしない人の方が結果穏やかに過ごすことができます。
海外生活に向いている人の特徴

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海外生活に向いている人は簡単に言うと海外生活に向いていない人の反対なのですが、もうちょっと掘り下げて見ていきたいと思います。
郷に入れば郷に従える人
海外で暮らしていくといろんなことに驚いたり、日本との違いに愕然とすることもあります。
でもそこで”まあ、これがここのやり方だし”と受け入れてしまえれば、そんなにストレスに感じることもなくなります。
わざわざ外国で暮らすことを選んだのはわたしでいってみればわたしが外者なのに、”この国はここがおかしい”とかいっても現地の人には”?”なことが多いです。
海外で暮らすなら自分が現地に合わせるくらいの気持ちでいる方が楽だったりします。
住んでいる国の習慣や人のいいところを探せる人
日本の生活に慣れ親しんでいたとはいえ、海外で暮らすともちろん日本にはないその国やその国の人たちのいいところも沢山あります。
どうしても良くないところに目が行きがちになるのですが、いいところの方に目を向けているとその内段々住んでいる場所が好きになってきますよ。
海外生活に向いていなかったら海外移住しない方がいいのか?
ここで紹介した海外生活に向いていない人の特徴に当てはまったら海外移住はやめた方がいいのかなと思った方もいるかもしれません。
でも始めはこんな風に感じていたけど、住んでるうちに考えが変わったというか悟りの境地にたどり着いて海外生活が楽しめるようになることもあります。
かくいうわたしも最初病院や市役所などスペインの制度にイライラして日本だったらこんなに待たなくていいのにと思っていたこともありました。
ただ慣れていくにしたがってまあここはこういう国なんだ、いちいち文句言っても仕方ないと思えるようになっていきました。
なので滞在前や初期の経験だけで自分に海外生活は向かないと思ってしまうのはもったいないです。
何年か住んでみてどうしても合わないならもう仕方ないですが、そうでないなら挑戦してみる価値はあると思いますよ。
まとめ
海外生活に向いていない人と向いている人の特徴を自分の経験から紹介していきました。
わたしの場合はどちらかというと海外生活が向いている人法ではあるものの、それでもやっぱり苦労やストレスは結構ありします。
ただ滞在歴〇十年の友達と話していて思うのは、それでもなんだかんだこの国が好きと思えている人は強いです。
これから海外移住を考えている方は、できるだけ滞在している国のいいところを探しながら生活するようにしてくださいね。
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