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新型コロナウイルスの流行でとうとうマスクに感染拡大防止効果があるとWHOも認めました。
わたしの暮らすスペインではそれに先立って公共の交通機関や屋内でのマスク使用が義務化されていたのですが、感染の第2波の到来が危ぶまれる中とうとうお隣のフランスでもマスクが義務化されています。
欧米の人たちがマスク嫌いなのは日本でもよく知られた話で、アメリカではマスク使用について住民の意見が真っ二つに割れているなんて言う話も聞こえてきます。
中には欧州の人たちにマスクがどのように受け止められているか気になる方もいるのではないでしょうか。
ここではわたしが暮らすスペインを中心に欧州のマスク事情について書いていきたいと思います。
欧州の人はマスクを使っているの?

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先ほども触れた通り現在スペインでは公共の交通機関や屋内でのマスク使用が義務化されている他、ほとんどの州で屋外でのマスク着用も義務になっています。
マスクをしていないと罰金が科されるのもあり、ほとんどの人がマスクをつけて歩いているのが現状です。
アンダルシアの海沿いの町ではビーチやプールでのマスク着用も義務化され、水着姿でマスクをつけたまま海岸でくつろいでいる人たちの映像が話題になりました。
エル・パイスという新聞では“マスクに置いてスペインはヨーロッパの日本なのか?”という記事が掲載されたくらい、マスクが生活の一部になっています。
わたしが暮らすマドリード州では屋外でのマスク使用が義務化ではないので若い人たちはマスクをあごにかけて歩いている人が多いものの、大人と小さいお子さんはマスクなしで歩いている方が珍しいんですよ。
欧州の方のマスクに対する本音

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マスクはすっかり定着したように見えるものの、スペインではほとんどの人ができればマスクはしたくないと思っている人の方がやはり多いです。
ただスペインではマスク使用が義務化する前から緊急事態宣言中はほとんどの人がマスクをしたりネックウォーマーなどで口元を覆っていました。
ご存知の通りスペインでは新型コロナウイルスの感染者はもちろん医療崩壊から沢山の犠牲者を出したため、社会全体がショック状態に陥り感染するくらいならマスクをするというのが多数派の考えになったんですよね。
緊急事態宣言中はマスクが品薄で手に入らなかったのですが5月に入ってサージカルマスクが市場に十分出回ったタイミングでマスクの使用が正式に義務化されたんですよ。
スペインでよく使われているマスクは?

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スペインでどんなマスクが使われているかと言うと、やはり一番多いのがサージカルマスクです。
ただこちらで売られているものは白ではなくて水色なことがほとんどですよ。
サージカルマスクはおそらく政府からの要望でほとんどのスーパーが消毒用ジェルとともに取り扱っています。
またサージカルマスクよりもう少し感染予防効果が高い、この写真のようなつけるとお椀をひっくり返したような形になるマスクもよく見かけますね。
じつはわたしもこのタイプのマスクを薬局で買ったのですが、鼻のサイズが合わなくて全部旦那にあげました・・・。
布マスクも登場
サージカルマスクの他に手作りマスクをつけている人も結構いたスペインですが、ここにきて洗って使いまわせる布マスクが売られるようになってきました。
服屋さんはもちろん薬局でも取り扱いが開始されています。
使い捨てのサージカルマスクを定期的に(1回つけて捨てる人はますいない)交換するより、洗って使える布マスクの方が経済的なことにみんなが気付いてきた感じです。
布マスクはかわいいデザインのものが多く、わたしも一つ買おうかなと思っているところです。
ワクチンがみんなに行き渡るまでマスク使用義務は続くことはスペインの人もうすうす気が付いているので、これからは布マスク商戦が熱くなるかもしれませんね。
まとめ
スペインの状況を中心に書きましたが、欧州では状況が状況なだけにマスクをきちんと着用している人が圧倒的に多いです。
実際マスクが義務化されているのも功を奏してか、前より全然感染拡大ペースが穏やかになっています。
最近今まで10枚入りだったスーパーのマスクが5枚入りになって来たりと在庫が足りているのか心配になることがあったので、わたしも今のうちに布マスクを確保しておかないとと思っています。
布マスクでは子ども用もあるようなので、こっちも学校が始まる前にいくつか手に入れておかないといけないですね。
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