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日本では外国の国名を省略するとき漢字一文字表記での表記が使われますよね。
イギリスの英やオーストラリアの豪それにインドの印なんかがおなじみですよね。
ヨーロッパでもフランスの仏、ドイツの独、イタリアの伊などは一般的によく知られていますが、同じく観光で人気のスペインの漢字一文字表記が何なのか皆さんご存知でしょうか?
わたしはスペインに移住してしばらくたった後も正直知りませんでした。
ここではスペインを漢字一文字でどう書くのか急に気になった方に、スペインを漢字でどのように表現するのかとその由来を紹介していきます。
スペインは“西”
まずスペインを表す漢字一文字ですが、なんと“西”なんですよね。
西はどう見ても“ス”とは読めないですし、西にスペインっぽい印象もないのでそりゃ覚えにくいです。
ちなみにスペインはスペイン語でエスパーニャなのですが、これとも全く関係なさそうですよね。
テレビのテロップなどで“西”とあってもスペインのことだとはなかなかイメージしにくいのではないでしょうか。
なぜスペインに西という漢字があてがわれたのか
スペインが西になった由来なのですが、なんと中国語でスペインを表す西班牙からとったようです。
英国や亜米利加それに豪州などのように昔の日本語表記から引用したわけではないんですね。
しかも中国語ではスペインを日本のように英語読みではなく、エスパーニャというスペイン語での国名に近い「ヒスパニア」とよんでいました。
なので西班牙という漢字は“スペイン”という音にはならないんです。
なので西班牙でスペインって当て字も当て字ということになりますね。
スペイン語に西が使われることも
英語や仏語のようにある国の言語を表す時にも国名に使われる漢字を用いることがありますね。
実はこれはスペインの場合も同じで西語というのはスペイン語のことです。
国と同じように知らないと西語という言葉からスペイン語にたどり着くのは至難の業ですね。
国名と同じようにこちらも頭の中にとどめておきたいです。
まとめ
他の国の漢字表記が過去に使われていた日本語での呼び名の音に当てられた漢字表記から来ているのにもかかわらず、スペインに関しては中国語をそのまま輸入したものようです。
外国語由来なこともあってこんなにわかりにくくさらに覚えにくかったんですね。
何となく投げやりな感じがしてスペインに申し訳ないような気もしないでもありません。
あまり目にする機会はないかもしれませんがちょっとした雑学としてスペインは西というのを覚えておいてくださいね。
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