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スペイン語で新型コロナウイルスはWHOが定めた名称そのままのCOVID-19です。
でもスペイン語の名詞って女性名詞と男性名詞に分かれていてどちらになるのかによって冠詞や形容詞の形が変わりますよね。
スペイン語の名詞は通常“o”か“a”で終わるものが多く、例外はあるものの
“o”で終わる名詞 → 男性名詞
“a”で終わる名詞 → 女性名詞
になっています。
でもCOVID-19のように外国から輸入した言葉だと女性名詞になるのか男性名詞になるのか判断が付かないですよね。
結論から言うとスペイン語でCOVID-19は女性名詞です。
ここではその理由を簡単に説明しますよ。
COVID-19がスペイン語で女性名詞になる理由
スペインの国立言語アカデミーであるレアル・アカデミア・エスパニョーラはCOVID-19は女性名詞(femenino)であると発表しています。
その理由は結構シンプルでCOVID-19が病気の名前だからということです。
スペイン語で病気は“enfermedad(エンフェルメダッ)”でこれは女性名詞(femenino)なんですよね。
なので病気の名前は基本的に女性名詞として扱うのが好ましいとされているようです。
確かにスペイン語でインフルエンザを表す“gripe(グリペ)”も女性名詞ですよね。
ということでスペイン語で新型コロナウイルスについて話す時はCOVID-19を女性名詞として扱ってくださいね。
COVID-19の冠詞はla
COVID-19は女性名詞ということで、冠詞は男性名詞につける“el”ではなく“la”を使いましょう。
スペインではテレビのニュースでも新聞でも新型コロナウイルスの話題の中では“la COVID-19”が使われていますよ。
形容詞も女性形にする必要がありますが、COVID-19に形容詞をつけることはあまりないのではと思うのでここでは省きます。
とりあえず冠詞は“la”というのだけ頭の隅に置いておいてくださいね。
まとめ
スペインではCOVID-19のニュース一色になっていますが正直わたしは女性名詞か男性名詞かというのはあまり気にしていなかったんです。
ただスペイン人の旦那が一緒にテレビを見ている時に「なんでCOVID-19は女性名詞になるんだろう?」と言って調べ始めたのがこの記事を書いたきっかけになっています。
日本語を母国語にしているわたし達はスペイン語の女性名詞と男性名詞の違いに戸惑うことが多いですが、当のスペイン人も新しい単語が出てきたら一体どっちで話すべきか悩んでしまうようですね。
新しい単語が出てきたときは今回のようにレアル・アカデミア・エスパニョーラが見解を発表しているようなので、参考にしてみてください。
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