海外生活をしていてもなかなか語学が上達しない大きな理由2つと上達のためにできること

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海外で生活していると自然にその国の言葉が話せるようになると思っている人は多いと思います。

殆どスペイン語が話せないままスペインに来て9年ほど経って思うのが、これは半分あたっているものの半分は当たっていません。

ただ海外で何となく暮しているだけでネイティブ並みに話せるようになるかというと決してそんなことはないんですよね。

かくいうわたしも9年経って流石に子どもの学校の行事や役所・病院関係などほとんど問題なくこなせるようになりましたが、スペイン人の輪に入って話をしていると?と思うことはまだまだあったりします。

そこでここでは同じようになかなか思うように語学が上達しないと悩んでいる方のために、語学が上達しない理由や上達するにはどうすればいいのか等を考えていきたいと思います。

海外で暮していても語学がなかなか上達しない理由

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そこで早速わたしが考える海外生活をしていてもなかなか語学が上達しない理由を上げていきましょう。

海外で生活している=外国語を話す機会が多いではない

まず最初に思うのは海外で生活しているからといって外国語を話す機会が多いのかというとそんなことないですよね。

たとえ語学学校に通っていたとしても、学校で授業を受けている間や休憩時間に実際自分が話している時間ってそんなに長くないですよね。

またわたしのように結婚を機に海外にという感じだと語学学校に通っていないことも多いと思いますし、移住した当初は会話相手は旦那だけなんてことも少なくないと思います。(旦那とは英語圏で知り合ったので最初は英語で話していました。)

スペインに来た当初旦那が仕事に行っている間わたしが何をしていたかというと

・家事や買い物

・一人でぶらぶら散歩

・日本から持ってきた本を読む

・日本から持ってきた参考書でスペイン語を勉強

・TVで流れるクレヨンしんちゃんとドラえもんを日本語の副音声で見る

・TVでアメリカのドラマを英語の副音声で見る

でした。

買い物に行ったり婚姻の手続きで市役所に行ったり週末に旦那の家族に会いに行ったりはしていましたが、週の大半をこんな風に過ごしてスペイン語が上達するわけないですよね。

これでも1年間週2回授業がある公立の語学学校に通ったりして1年経つ頃にはリスニングは大分できるようにはなったものの会話はまだまだ全然ダメでした。

旦那と毎日話しているだろうと思われるかもしれませんが、旦那は毎日会話しているからこそわたしが間違った文法とか単語を使っていてもちゃんと理解してくれるし、わざわざそれを指摘したりもしてくれないんですよね。

そこそこ問題なく話せるようになったのは子供ができて公園や学校で他のお母さんたちや先生と話す機会が増えてからでしたね。

そして1対1での会話はそこそこ大丈夫でも親戚や友達などスペイン人だけの会話の輪に入って会話の大部分を理解できるようになったのは正直こっちに来てから7年くらい経った頃でした。

今でも話の中に同じ名前の人が出てきたりすると普通に混乱しますし、表現やジョークよってはついていけなくなることもあったりします。

仕事をしていれば全然変わってくると思いますが、子育て中心だとなかなかすぐには語学は上達しませんでしたね。

ベースになる文法力と語彙力がないと会話力が上がらない

よくわたしたちが英語が苦手なのは文法や単語を覚える勉強ばかりして英語を聞いたり話したりする勉強をあまりしないからだと言われたりしますよね。

確かに外国語を話せるようになるにはとにかく会話する機会を増やすのは大切です。

でもスペイン語を勉強することになって思ったのは、どれだけ話す機会があってもベースになる文法力や語彙力がないとまともに話せないということです。

わたしは昔アイルランドにワーホリしたことがあったのですが、その時は入国審査でパニックになるくらい英語が聞き取れないし話せませんでした。

でも英語はずっと学校で勉強してきていたので、文法やボキャブラリーはそこそこわかっていました。

なのでネイティブの英語を聞くことと英語を話すことに慣れると完璧に話せないまでも何とかなるようにはなってきたんですよね。

でもスペイン語の場合はスペインに来る前に独学でスペイン語の文法を勉強していたとはいえ、こっちに来た時には初級レベルもやっとみたいな感じでした。

なのでアイルランドに1年いた後の英語力とスペインに1年いた後のスペイン語力を比べると、アイルランドに1年いた後の英語力の方が断然上でした。(決して英語が完璧に話せるわけではありませんが)

なので海外で暮すようになっても日常の会話だけでなく、自分でその国の言葉の文法を参考書なりで勉強するのはとても大切です。

わたしの場合文法も会話の中で徐々に覚えて行った感じでしたが、先ほども書いたようにかなり時間がかかりました。

海外で語学力を上達させるためにできること

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語学力は海外で暮しているからと言ってすんなり身につくものでもないのですが、それでもやはりできるだけ早く上達したいと思うものですよね。

わたしなりにどうすれば語学上達のスピードがアップするか考えてみました。

・文法やボキャブラリーをしっかり勉強

・現地の人や同じ留学生の友達を作って話す機会を増やす

・できれば現地で仕事をする

海外で暮していたら現地の人とすぐに友達になれるだろうと思っている方もいるかもしれませんが、そんなに簡単じゃないですよね。

経験上語学学校に行っていると同じ留学生同士でなら友達もできやすいので、留学生同士でもとにかく一緒に会話することは語学上達に繋がって行きます。

文法力や語彙力を磨くのは忘れずにとにかく話し相手を見つけることは大切だと思います。

実際わたしもコロナで外出禁止になって家族意外と話さない日が何か月も続いた後、久しぶりにママ友たちと会話したらついていくのが大変でした・・・。

あとこれは絶対ですがもし仕事ができるビザがあって運良く仕事が見つかったなら、仕事をする方が絶対に語学が早く上達します。

わたしの場合はスペインで田舎暮らしの末に自宅で仕事をするようになったのでこの機会はなかったのですが・・・。

語学が上達せずに焦っている方へ 焦らなくても大丈夫です

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海外で暮していてなかなか語学が上達しないとやっぱり焦ってきますよね。

わたしも一時期スペイン語が上達しなくて本気で悩んでいました。

でも自分では上達していないように感じてもある程度勉強しながら暮らしているなら確実に前の年やもっというなら半年前よりは話せるようになっているはずなんです。

そしてある時ふと“あれ、今結構大丈夫だったな”と思う時が来たりします。

海外生活はただでさえストレスが多いですし、すぐに上達するわけない時間がかかって当たり前くらいに考えて気長に取り組んでいきましょう。

まとめ

わたしもそうでしたが海外で暮しているのに現地の言葉がなかなか上達しなくて悩んでいる方って結構多いと思うんです。

ただそもそも1年くらい海外にいれば外国語がペラペラになるというイメージがそもそも間違っているんですよね。

やぱり1つの言語を習得するにはそれなりに時間がかかるものだったりします。

昔はスペイン語が上達しないのがストレスだったりしたんですが、かなりの年月を経て今は流石にましになってきていますし、完璧に話せなくても日常生活に差しさわりがなかったらいいくらいに考えて、マイペースに上達していけたらいいと思っています。

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