スペイン伝統の冷たいスープをレシピとともに3種類紹介!夏に旅行するならぜひ食べてみて

Soup Tapas Meal Appetizer Spanish  - mlgutierrez820 / Pixabay

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灼熱の太陽が降り注ぐスペインは冷たい種類のスープが豊富です。

特に南部のアンダルシア地方では夏場こういったスープが食卓を彩ることが多く、夏場落ちがちな食欲を搔き立ててくれるんですよ。

そして冷たいスープはバルやレストランのメニューでもおなじみです。

もし暑い時期にスペインを旅行されるならぜひ食べていただきたい、スペイン伝統の食べ物なんですよ。

ここでは特にポピュラーでスペインの人たちに愛されているスペインの冷たいスープを種類紹介していきます。

ガスパッチョ(Gazpacho)

トマトの冷製スープであるガスパチェロはスペインを代表する料理として知名度が高いですよね。

トマトの酸味と爽やかなのど越しが食欲をそそってくれるので、暑い夏の前菜にぴったりです。

レストランではスープボウル入れてキュウリなどをトッピングしたものをスプーンですくって食べるのですが、アンダルシアの家庭ではコップに注いでそのままグビグビ飲んだりもしますよ。

ガスパッチョのレシピ

冷製スープって作るのが難しいイメージがあるかもしれませんが、ガスパッチョはハンディミキサーさえあれば簡単に作れてしまいます。

材料

トマト 1㎏

きゅうり 半分から3分の1

ニンニク 1片

エクストラ・バージン・オリーブオイル 100㎖から150㎖

塩 適量

作り方

①プラスティック製のボウルにトマトをぶつ切りにして入れていく

②きゅうりの皮をむいて①のトマトと同じボウルに入れる

③②にオリーブオイルと塩を入れ、滑らかな液体状になるまでハンディミキサーをかける

④水を少しだけ足して飲みやすい濃度にしたら完成です。

水はしばらくしたらガスパッチョと分離するのですが、グラスやボウルに注ぐときにスプーンか何かで混ぜてしまえば大丈夫です。

ガスパッチョを美味しく作るコツは上質なエクストラ・バージン・オリーブオイルをたっぷり入れることと、しっかり熟れた赤いトマトを使うことです。

アンダルシアの人たちのようにコップでそのまま飲んでもいいですが、コップやボウルに入れたガスパチョにキュウリや細かく切ったゆで卵を添えると見た目がさらに華やかになりますよ。

サルモレホ(Salmorejo)

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サルモレホは簡単に言うとドロドロしたガスパチョです。

ガスパッチョはグラスなどに入れて飲むものですが、ガスパッチョは食べ物と言ったほうがいいかもしれません。

現に冷たいスープではあるものの、フォークにさしたパンにからめながら食べるのでスープを使いません。

ガスパッチョと非常によく似ているのですが、うちの旦那のようにガスパッチョはあまり好きじゃないけどサルモレホは大好物という人もいたりします。

必ずゆで卵+生ハムかゆで卵+缶入りのツナをトッピングして食べますよ。

前菜として食べることが多いですが、軽く食事をしたい時はこれだけで十分お腹がいっぱいになります。

サルモレホのレシピ

旦那の大好物なのもありわたしは夏の間これをしょっちゅうボールにいっぱい作り置きします。

作ってすぐにラップなどでしっかり封をして冷蔵庫に入れておくと2日くらいはもちますよ。

材料

トマト 2㎏

緑のピーマン 半分から1つ

ニンニク 1片

エクストラ・バージン・オリーブオイル 200㎖前後

バゲット 1本前後

塩 2つまみ

トッピング用に ゆで卵とツナ もしくは ゆで卵と生ハム

作り方

①トマトをぶつ切りにしてプラスティック製のボウルに入れる

②切ったピーマンと皮をむいたニンニクを①に入れる

③エクストラ・バージン・オリーブオイルと塩を②に入れる

③7割くらいのトマトの形が崩れるまでハンディミキサーをかける

④③のボウルにバゲットをちぎって入れる

⑤材料の形が無くなるまでハンディミキサーをかける

(最初はバゲットを半分くらいちぎって入れて、後から徐々に足していくと失敗しづらい)

⑥スープボウル等に冷やしたサルモレホを入れゆで卵などのトッピングをしたら完成

サルモレホはそのままスプーンですくって食べるのではなくパンに絡ませながら食べていくのが本場のスタイルです。

わたしはスプーンで食べますがスペインの人は通常フォークで食べますよ。

ガスパッチョと同じようにオリーブオイルをたっぷり入れるのが美味しくなるコツです。

アホブランコ(Ajoblanco)

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アホブランコはマラガの郷土料理で、アーモンドとニンニクを使って作る真っ白な冷たいスープです。

うちの義母はこれをガスパチュエロと読んでいるのですが、調べたらガスパチュエロは他の料理でアホブランコという名前で紹介されていました。

ガスパッチョやサルモレホより知名度は低くレストランなどでも見かける機会は少ないのですが、濃厚ででもさっぱりしていてとっても美味しいので、見かけたらぜひ食べてみてくださいね。

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アホブランコのレシピ

初めて見た時は作るの難しいと勝手に思い込んでいたのですが、こちらも材料をハンディミキサーで混ぜるだけなので簡単です。

真っ白の見た目がとてもおしゃれなのでぜひ一度作ってみてくださいね。

材料

皮をむいた生アーモンド 220g

硬いバゲット 100g

ニンニク 4片

水 1ℓ前後

エクストラ・バージン・オリーブオイル 200㎖

シェリー・ビネガー 又は 白ワインビネガー 大きいスプーン2杯

塩 少々

作り方

①バゲットを水(分量外)に浸す

②アーモンドをオリーブオイル(分量外)で少し色が付くまで炒める。20グラム分はトッピング用にとっておく。

③粗熱が取れたアーモンドと水に浸したパンをハンディミキサーで混ぜる。

④③にエクストラ・バージン・オリーブオイルと皮をむいたニンニク、ビネガーと塩を入れ少しずつ水を足しながら再びハンディミキサーで混ぜる。

⑤冷蔵庫で冷やしたらかんせい。スープボウルに注いだらトッピング用にとっておいたアーモンドを載せて飾り付ける。

アーモンド以外にもマスカットをトッピングでアホブランコに入れる(というかぷかぷか浮かせる)こともありますよ。

まとめ

スペインの特にアンダルシア地方で愛されている冷たいスープを3種類紹介しました。

暑くて何も食べたくない時でもすんなり食べられてたっぷり栄養を取れますし、普通に盛り付けるだけでもとてもきれいで様になるので、夏場は本当に重宝しています。

日本でも手に入る材料だけで簡単に作れるので、ぜひ一度作ってみてくださいね。

そして夏のスペインを旅行されるなら、ぜひ一度本場の味を楽しんでください。

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