国際結婚の嫁姑問題!わたしが経験したガチバトルと心の持ちようを紹介

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日本人同士でもよく聞く嫁姑問題ですが、もちろん国際結婚でも同じような問題が存在します。

わたしの暮らすスペインも嫁姑問題があり、わたしも本気で悩んでいた時期があります。

ただスペイン在住9年目ともなるとやり過ごし方も結構わかってきて、だんだん楽にはなってきています。

そこでここではわたしがスペインで経験した国際結婚の嫁姑問題のバトルの数々や、国際結婚での嫁姑問題をうまく乗り切るコツなども紹介していきたいと思います。

国際結婚の嫁姑問題 わたしの経験とスペインあるある

日本でもどこでも嫁姑問題の多くは親が子離れできていないことが原因で起こると思うんです。

そしてこれに親離れができていないも合わさると、壮絶な問題になることも多いですよね。

スペインの場合結婚しても苗字が変わらないという文化もあり、結婚後も自分の実家とのつながりが強い人が多いです。成人していても結婚していても子供がいても毎日実家に行く、ついでにご飯も食べて帰るみたいなこともいたって普通なんですよね。

はっきりいってしまうと子離れできていないことと親離れできていないことが悪いとされない雰囲気があります。

なのでスペイン人の姑と日本人の嫁は合わないことが多いです。息子Loveでいつまでたっても面倒を見てあげたい姑と、結婚したら親世帯と子供世帯は距離を置くことが多い日本人の感覚だと当然めちゃくちゃぶつかります。

スペイン人の姑であるあるなのが、毎日子供夫婦の家に行くという行動です。それもたいがいの場合料理を詰めたタッパー持参でやってきます。

わたしの場合今まで義実家から一番近くても車で1時間くらいのところに住んでいたので訪問攻撃はありませんでした。ただ義実家の近くに住んでいる場合は毎日来られるのがストレスという声をスペイン人・日本人を問わず嫁側の立場の人から本当によく聞きますよ。

わたしが経験した国際結婚嫁姑問題

毎日訪問はなかったものの、やっぱりわたしも数多くの国際嫁姑バトルを経験しています。些細なことから大きな喧嘩まで山ほどあるのですが、特に許せなかったのが義母が家に泊まりに来た時のふるまいでした。

・キッチンにあるものの配置を勝手に変える

・わたしのクローゼットの中や寝室を勝手に覗く

・わたしの作った料理には手をつけず自分で作ったものばっかり食べる

・いらないと言っているものやタッパーに詰めた料理を大量に持ってくる

・何日も居るくせにシャワーを浴びない

スペインの習慣では義母が1週間くらい泊まりに来るみたいなことは普通だったりするのですが、正直2日くらいで“帰ってくれ”というのが態度にも出始めてしまいます。

こういうことが何度もあってその度に旦那とも喧嘩になるので、最近は義母がうちに泊まりに来ることはなくなりました。

国際結婚の嫁姑問題をうまくコントロールするコツ

現在進行形で国際結婚の嫁姑問題に悩んでいる方は相当多いはずです。ただでさえストレスが多い海外生活でさらに嫁姑関係がうまくいかないと、冗談抜きでホームシックの原因になりますし必然的に夫婦げんかも増えてしまいますよね。

わたしも未だに姑さんに悩まされることはあるのですが、流石に10年近く経って最初の頃より上手くコントロールできるようになってきました。ここではそのコツを紹介しておきたいと思います

嫌なことはある程度はっきり伝える

スペインに来てすぐの頃は義母や義妹と接していて嫌なことがあっても我慢していました。ただもともとそんなに我慢強くないわたしは我慢していると言っても義母や義妹といる時は自分でもわかるくらい顔が引きつってきていましたし、後から旦那に八つ当たりして大喧嘩になったりしていたんですよね。

なのでもう我慢するのはやめて、嫌なことは嫌と本人にはっきり伝えるようにしましたただ真剣に怒って伝えるのではなく、あくまで普通の口調ででも単刀直入に言うのがコツです。

義母とはいえ面と向かってはっきり「それ嫌だからやめて」と言われたら、流石にもう同じことはしてこないことが多いです。(それでもしつこく同じことを繰り返す人もいるでしょうか)

あとはっきり言うことで自分の気持ちもすっきりしてイライラが収まるんですよね。

これは旦那のお兄さんの奥さんのふるまいを見て、わたしもそうしようと決めました。彼女は義理母にフレンドリーでありながら自分の領域に踏み込ませないようにめちゃくちゃ上手にコントロールしています。

欧米の人ってはっきりものを言うというイメージかもしれませんが、スペイン人って特に女性は遠慮して思っていることを言わないこともあります。でもそれでもあまりにストレスだとはっきり、でもあまり相手を攻撃しない形で伝えています。

年上と年下といった概念もあまりないので嫁側から姑側に意見するのも日本ほどハードルが高くないし、多少はっきり言われたくらいじゃ怒らないお姑さんが多いです。

なので本気でやめてほしい、我慢できないことがあったら、思い切って「やめて」と伝えてみてください。

無理して付き合わない

気が合わないなら無理して付き合わないというのも嫁姑問題でストレスを溜めないために大切だと思います。ただスペインの場合はどうしても家族・親戚で集まる機会が日本より多いので、完全に疎遠になるのは難しいです。

年に1回しか会いに行かないとかだと流石に旦那さんの立場ないですからね。

でも

・本気で気分が乗らない時は自分だけ義実家での集まりをパスする(クリスマスとか大事な日はちょっと無理してでも一応行く)

・義実家でつかれたら散歩に出てしばらく戻らない

・義母や義妹と単独での誘いは理由をつけて断る(ずっと断っていると誘ってこなくなる)

これくらいしてもそこそこ良好なというか大人の付き合いは保てます。

義実家が近くにあると普段は旦那さんと子供だけで会いに行ってもらって、自分は行事とかイベントの大事な日と気が向いた時しか行かないとかでも大丈夫だと思います。無理して付き合ってストレス溜めて修復不可能なところまで関係が壊れるよりマシですよね。

旦那の実家での集まりを乗り切る方法についてはこちらの記事もご覧ください。

嫌なことは聞かないようにする

わたしの場合スペインに来て9年経ってもまだまだスペイン語のレベルが怪しいです。義実家での集まりの時も、とくに大勢で話している時は真剣に聞いていないと会話についていけません。

なのでこのスペイン語力を逆手にとって、“あっ、嫌味を言いだした”と思った時には真剣に聞くのをやめます。そうすると耳にスペイン語が入ってこないので、何を言われているかもわかりません。

まともに全部聞いて真剣にとらえていると心と体が持たないので、聞かなくてもいいことは最初から聞かないというのが一番楽だったりもしますよ。

まとめ

国際結婚でももちろん嫁姑問題はありますし、スペインのような親戚同士の繋がりが強い国だと問題が深刻になりやすいです。

ただ言い方に気をつけさえすればある程度嫌なことは嫌と言っても大丈夫なところもあります。我慢してストレスをためまくって顔も見たくなくなると修復不可能になってしまうので、どうしても嫌なことははっきりやめてと言いながら自分のペースで付き合いができるようにコントロールしていけるといいですよね。

そういうわたしもまだまだ上手く付き合い切れているとは言えないので、これからも修行と工夫が必要になってくると思います。

同じ国際結婚で嫁姑問題に悩んでいる方、一緒にがんばりましょう。

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