スペインで生まれヨーロッパ各地で人気のカードゲームVSウイルス(スペイン名:ViRUS)。日本でも2019年に発売されていますね。
新型コロナウイルスでスペインがロックダウンした時家族で遊べるカードゲームやボードゲームの売り上げが伸びていたのですが、スペインのAmazonではゲーム部門でこのVSウイルスが1位になっていました。
“パンデミックを止めろ!”というキャッチフレーズが今の状況にぴったりはまりますよね。
我が家でもクリスマス休暇中にこのゲームを手に入れて子どもたちも含めてみんなで遊んでいます。そこで今回はVSウイルスについて、その内容や遊び方等を詳しく紹介していきます。
VSウイルスについて
まずはVSウイルスについて、その概要を簡単に説明しておきます。
- ゲームの種類 カードゲーム
- 対象年齢 8歳
- 同時に遊べる人数 2人から6人
- 1ゲームにかかる目安の時間 20分前後
- 発売元 ©TRANJIS GAMES S.L. Madrid.Spain.All rights Reseved.
説明書の情報はこうなっているのですが、ルールがシンプルでカードもイラストだけなのもありうちのもうすぐ6歳になる下の子も遊べています。また1ゲームにかかる時間は20分前後となっているのですが、状況によってはもっとすぐに決着が付いたり逆に20分以上ゲームが続くこともありますよ。
次々にカードをつかってアクションを起こすスピード感ある展開なのでゲーム中にダレたりすることなく、小さいお子さんでも集中して遊べるはずです。
そして一方でディフェンス・オフェンス・トラップなど本気で遊ぶとかなり頭を使うので、大人同士でもかなり盛り上がるはずですよ。
VSウイルスのカードの説明
VSウイルスは計70枚のカードで構成されています。その内2枚は予備の何も書かれていないカードで、予備にとっておくのもよし自分ルールのカードを作って加えてもよしです。ここではそのカードの種類や、ゲームの中でどういう役割を担うのかを説明していきます。
からだパーツのカード
- 青・緑・赤・黄 各5枚
- マルチカラー 1枚
体のパーツが描かれたカードです。このカードを最初に4種類全部集めた人がゲーム勝者になります。
マルチカラーのカードは1枚しか入っていないとっておきで、このカードは他の青・緑・赤・黄いずれかのカードの代わりに使えます。
ウイルスのカード
- 青・緑・赤・黄 各4枚
- マルチカラー 1枚
ウイルスのカードです。他のプレイヤーが持っている体のパーツに感染させることができます。
ウイルスカード1枚だけだと体のパーツを治療することができますが、2枚貯まると無効になってしまうので注意が必要ですよ。
青のウイルスは青の体のパーツにというように同じ色の体のパーツにだけ感染させられますが、マルチカラーのウイルスはどの色の体のパーツにも感染させられます。
薬のカード
- 青・緑・赤・黄 各4枚
- マルチカラー 1枚
薬のカードは2種類の働きがあります。
・ウイルスに感染した自分の体のパーツの治療
・元気な自分の体のパーツを保護 → 薬のカード1枚だとウイルスに感染させられると効果がなくなるが2枚あると免疫保持でもうウイルスに感染しなくなる
薬のカードも同じ色同士のカードで効力を発揮しますが、マルチカラーの薬のカードはどの色のウイルスの治療にもどの色の体のパーツの保護にも使えますよ。
医療のカード
上から左→右の順に
- アクシデント(1枚) 自分の体のパーツのカードと他のプレイヤーの体のパーツを全部そのまま交換。
- 手袋(1枚) このカードを出したプレイヤー以外全員手持ちのカードを全部捨てる。
- 移植(3枚) 他の人の体のパーツ1つと自分の体のパーツ1つを交換できる。違う色のパーツ同士でもいいが免疫のついた体のパーツは交換できない。
- 強奪(3枚) ほかのプレイヤーの体のパーツを一つ盗める。ただし免疫の付いた体のパーツは盗めない。
- くしゃみ(2枚) 自分の体のパーツに感染したウイルスを他のプレイヤーの体のパーツに移す。ただし薬もウイルスもついていないカードにだけ移すことができる。
医療のカードはこれ1枚で勝負を逆転することもできるトリッキーなカードです。上手く使って他のプレイヤーを翻弄しましょう。
VSウイルスのルールと遊び方
それではいよいよVSウイルスの遊び方を説明していきましょう。各カードの意味を最初から覚えるのは結構大変なので、付属の説明書を見ながら始めていきます。
ゲームを始める前の準備
まずはゲームを始める前の準備からです。この準備はとっても簡単ですよ。
- 全部の種類のカードを全てバラバラに混ぜ合わせる
- 各プレイヤーに3枚ずつ配る。プレイヤーは自分のカードを他のプレイヤーに見せないようにする。
- 余ったカードを全部重ねて裏向けにしたままテーブルの中央に置く
これで準備完了ですよ。
ゲームの進め方
VSウイルスはプレイヤーが1人ひとり自分の順番が来た時にカードを使って何らかのアクションを起こしていきます。自分の順番が来た時にできることはこちらです。
- 手持ちの3枚のカードの中にあるからだのパーツカードを1枚表向きにして自分の前に並べる
- 手持ちの3枚のカードの中にあるウイルスのカードを1枚他のプレイヤーが並べているからだのパーツカードの上にのせて感染させる
- 手持ちの3枚のカードの中にある薬のカードを1枚自分のからだのパーツカードの上に置いてウイルスからガードする。もしくはウイルスに感染した体のパーツを治療する
- 手持ちのカードの中にある医療のカードを1枚使う
- 手持ちのカードを1枚から3枚捨てる
この時に注意したいのが常に手持ちのカードを3枚持っておく必要があることです。カードを使ってアクションを起こしたらそのあと1枚、カードを捨てたなら捨てた分のカードの枚数をテーブルの中央にあるカードの山からとりましょう。
またからだのパーツカードとウイルスのカード、それに薬のカードにはこういったルールもあります。
- からだのパーツカードの上に2枚薬のカードをのせるとそのからだのパーツは免疫を獲得しもうウイルスに感染しない。
- からだのパーツのカードの上に2枚ウイルスのカードをのせるとそのからだのパーツは治療できない。体のパーツのカードとウイルスのカードを捨てたカードの山に重ねる。
- からだのパーツカードは各カラーにつき1枚しか自分の前に並べられない。
勝負の付き方
VSウイルスでは一番初めに4種類の体のパーツカードを自分の前に並べたプレイヤーが勝ちになります。しかもそのカードはウイルスに感染していない健康な状態でないといけません。
もし体のパーツが全部そろっていてもその中にウイルスに感染したカードがあれば、それを治療するまでゲームは終わりません。
またマルチカラーのからだのパーツカードは他の単色のカードの代わりにも使えますし、他のカードと一緒に5枚自分の前に並べることもできます。
マルチカラーの体のパーツカードを含めて5枚自分の前に並んでいる場合は、その中の4枚が健康な状態であれば勝ちになります。
健康な状態のからだのパーツカードをいち早く4枚集めることを考えながら、ウイルスのカードや医療カードで他のプレイヤーの邪魔をする。
VSウイルスはこの駆け引きを楽しむゲームなんですよ。
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まとめ
VSウイルスが家に来て以来うちの子ども達は毎日のようにこれで遊びたがります。
勝つためには運と駆け引きが両方必要になり、子どもが大人に勝つこともしょっちゅうですよ。
確かにスピード感ある展開と医療カードでのどんでん返しが大人でもクセになって、1度遊ぶとその後続けて何回でも遊びたくなってしまいます。
新型コロナや天候で思うように外出できないこの時期に、家で楽しむのにぜひおすすめしたいゲームです。
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