日本は義務教育の間、公立学校の教科書が無料で配布されますよね。
そして実は海外に住んでいる日本国籍がある子ども達も、希望すれば日本の教科書をもらうことができるんです。
海外在住で現地の学校に通っていたとしても、できれば日本語も勉強してほしいと思うママやパパは多いですよね。
海外にいると子供向けの日本語の教材を見つけるのも大変ですが、日本の学校で使われている教科書があればそれを使って年齢に合った漢字や歴史などを学ぶことができます。
海外在住の方はぜひ教科書の受け取り申請をしておいてくださいね。
教科書を配布しているのは現地の日本大使館
海外に住んでいるのに日本の教科書を一体どこでもらうのかと思った方もいるかもしれませんが、現地にある日本大使館です。
わたしが暮らすスペインでは前期の教科書は4月に、後期の教科書は9月に配布されます。
近くに住んでいる場合は日本大使館に直接引き取りに行きますが、遠方の場合は郵送にも対応してもらえますよ。
申請方法は各国の大使館で対応が違うと思いますが、スペインの場合は子どもが日本だと小学校に入学することになる前年度の9月か10月頃にメールで申請用紙を送ってきてくれました。
海外で暮していると結構日本大使館に行ったり連絡したりすることがあると思うので、気になる方はその時に確認してみるようにしてくださいね。
またスペインの場合、スペインの日本人学校に在籍している場合は学校から直接もらえるようになっていますよ。
スペインでは義務教育でも教科書が有料
日本が海外在住の日本国籍がある子ども達への教科書配布を始めたのはなんと1967年です。
海外在住の子ども達にも日本の教科書を届けてもらえるというのは、正直本当にありがたかったりします。
日本に住んでいると義務教育の教科書はもらえて当たり前ですが、そうではない国も多いです。
わたしが暮らすスペインも義務教育でも教科書は無料になりません。
・マドリード 教科書を無償で貸してもらえる(学年末に返却する必要あり)
・アンダルシア 教科書購入用のクーポンの配布
といった救済措置はあるのですが日本のように無条件でもらえるのとはやはり全然違いますし、海外に住むスペイン人の子供に教科書提供とかはないはずです。
最初うちのスペイン人の旦那に「日本大使館で教科書がもらえる」と言った時は、心底驚いていました。
普段スペインの学校に通いスペイン語で生活しているうちの子供たちも日本語の教科書には興味津々で、特に日本語の読み書きを覚えるのに役立っていますよ。
まだ教科書配布の申請をしていないという方は、ぜひお住まいの国の日本大使館に確認してみてくださいね。
まとめ
日本生まれで海外に移住したお子さんでも海外で生まれたお子さんでも、お住まいの国の日本大使館から日本語の教科書をもらうことができます。
日本国籍があることや現地の日本大使館に在留届を出していることといった条件があるので気を付けてくださいね。
小学校入学の前の年度の9月になっても教科書申請の連絡がない場合は、お住まいの国の日本大使館に問い合わせをしてみてください。
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