スペインは各地に色々な名産お菓子がありますが、今回は日本でまだあまり知られていないアルカラ・デ・エナレスならではのお菓子を紹介します。
アルカラ・デ・エナレスはマドリードから電車で40分ほどの距離にある町で、旧大学の建物と旧市街は世界遺産にも登録されています。
あのドン・キホーテの作者でもあるミゲル・デ・セルバンテスの出身地で旧邸宅も残っているので、マドリードから日帰り観光するのに最適です。
そんなアルカラ・デ・エナレスで観光の合間に食べたいのがこちらのお菓子になりますよ。
アルカラ・デ・エナレスの銘菓 ロスキージョ・デ・アルカラ
冒頭でも写真を載せましたが、こちらがマドリード近郊の街アルカラ・デ・エナレスの名物お菓子です。
名前はロスキージョ・デ・アルカラ(Rosquillo de Alcalá)。直訳するとアルカラの小さなリングというような意味になります。
見た目は小ぶりのドーナツに似ていますが触感はかなり違うんですよ。ロスキージョ・デ・アルカラの方がドーナツより硬めです。
表面はオレンジっぽい色をしていますが、これは焼く前に卵の黄身にお砂糖を混ぜたものを塗ってあるからです。スペインでは他のお菓子にもよく使われていますよ。
ロスキージョ・デ・アルカラの味は?
ロスキージョ・デ・アルカラはスペインらしい、しっかり甘くて素朴な味です。
しかも生地がしっかりしていてお腹にたまるのも、いかにもスペインのお菓子といった感じですね。
ただクリームやチョコレートが使われていないので、比較的あっさり食べやすいですよ。
『せっかくスペインにいくならスペインらしいお菓子が食べたい』と考えている方にも本当におすすめです。
わたしの個人的な好みになりますが、コーヒーもいいものの紅茶やハーブティーにより合う気がしますね。
ロスキージョ・デ・アルカラが買える場所
アルカラ・デ・エナレスでロスキージョ・デ・アルカラが買える場所は一体どこでしょうか。
全てではないですがお菓子屋さんやお菓子の品ぞろえが多いパン屋さんに置かれています。
観光の途中に立ち寄るならアルカラ・デ・エナレスの旧市街のメイン通りであるマヨール通りにある、『Pastelería Confitería Maiig』というお菓子屋さんがおすすめです。(このお菓子屋さん、全てのお菓子が本当に美味しそうなんですよね・・・)
ショウウィンドウにロスキージョ・デ・アルカラが置かれていることが多いですが、ない場合も店内にある場合があるので覗いてみてくださいね。
ロスキージョ・デ・アルカラは1つの値段があるより量り売りされるのが主流です。
すぐ近くに大聖堂がある広場やセルバンテス広場があるためベンチで食べるのもいいですし、数日間は日持ちするので旅の移動中のお供にいくつか買っていくのもいいですよ。
アルカラ・デ・エナレスに興味のある方は、こちらの記事もぜひ見てみてくださいね。

まとめ
この写真を撮った時がそうなのですが、わたしはたまにアンダルシア地方にある義実家で特別な集まりがある時にロスキージョ・デ・アルカラをたくさん買っていきます。
近くのパン屋さんも量り売りで24個(2ダース)かって€30と結構高いのですが、普通の菓子パンよりちゃんとかしこまった見た目になりお祝いやパーティーの日のおやつにぴったりだったりします。
大人向けな見た目ですが子ども達にもけっこう好評ですよ。
マドリードやアルカラ・デ・エナレスに来られることがあれば、ぜひ一度スペインっぽさが溢れるこのロスキージョ・デ・アルカラを食べてみてくださいね。
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